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よだきくない別府

「よだきい」という大分弁がある。大分県出身の人なら恐らく知らない人はいないであろう有名な方言だ。「進撃の巨人」のサシャが劇中で「はぁ...よだきぃなぁ もおおぉ」というシーンがあるが、これは作者の諫山創さんが大分の日田出身だからで「めんどくさい」という意味だ。

僕が中学の頃は「よだきい」というのもめんどくさいから「けじー」と言ってましたが、これは完全に「山中弁(やまちゅうべん)」だ。(当時の山の手中学校でしか使われていなかった言葉)大分の人が面倒臭がりかどうかはさておき、別府の人がアバウトな性格なのは間違いない。

今回撮影させてもらった海門寺温泉のすぐ近くに「蔵ギャラリー 喫茶しばた」というお店がある。縁があって、昔撮影をさせてもらったことがあったので、今回インタビューはこのお店でとることにした。特に前もってお願いをしたわけでもなく、当日に急にお邪魔したにも関わらず、とにかく好き放題にやらせてもらい、本当に別府の人はいい意味でアバウトだなーと感激すら覚えた。

書道家でもある川窪さんのお母様がカフェのオーナーで、川窪さんの娘さんを少し前に撮影させてもらったことがあった。川窪さんは普段は東京にお住まいだそうなのだが、撮影日が個展の初日だったそうで、別府にちょうど戻ってきているタイミングだった。壁には「しゃあしい」や「よだきい」など大分の方言が書かれていた。

「もう、自由になんでもやってください」と快くお店を使わせてくれて、最後にモデルさんと一緒に一枚撮影させて欲しいとお願いすると「じゃあ、綺麗にしなくちゃですね」と衣装に着替えて下さった。なんというおもてなしの精神。路地裏にあり、昭和の純喫茶という雰囲気もあり、とても落ち着く場所なので海門寺温泉に行った際には、是非立ち寄って欲しい。

そんなカフェでインタビューしたなかなかアバウトになれない彩乃ちゃんのインタビューは以下から。コロナ禍で過ごした別府とAPUでの生活を語ってもらいました。

2023.11.11 東京神父
海門寺温泉「アバウトさを学ぶ街。」

東京神父 写真家。1978年4月20日生まれ。 別府出身、自由が丘在住。