イラストに込められた想い。

梅園温泉の足湯に飾られたイラストはただ縁起の良いものを書いただけではなく、別府に縁のある意味が込められている。この絵は梅園温泉組合長の平野さんが清島アパートに住む安河内彩香さんに依頼して描いてもらったものだ。

平野さん曰く、別府駅周辺にはめでたい地名があるということで、それを表現した絵を描いて欲しいとお願いしたのだそうだ。

竹瓦温泉の竹、松原温泉(波止場神社)の松、梅園温泉(梅園町)の梅で松竹梅。そしてホテルニューツルタの鶴、亀の井ホテルの亀。

梅園温泉は100年続いた歴史があるから梅の木は紅梅白梅で大きく描いて、別府に登る朝日もお願いしたそうだ。山は鶴見山と由布山。海は別府湾。つまり、この絵は別府を象徴する絵になっているのだそう。

さらに言うと、梅園温泉がある梅園通りは、山側に西法寺があり、そこからまっすぐ海側に歩くと波止場神社があり、神社とお寺を繋いでいる。神仏習合の通り。だからめちゃくちゃ縁起がいい。そんな梅園通りにある唯一の温泉に入るのは縁起という湯を浴びに行くようなものだ。

余談だが、実は僕の両親と平野さんも縁が深い。
平野資料館が出来る前、平野さんのご両親は同じ場所でおでん屋を営んでいた。僕の母親と父親の初デートがそのおでん屋で、以来平野さんのご両親にはとても懇意にしてもらったのだそうだ。時を経て、その息子同士が温泉を通して会話することになるとは、想像もしていなかっただろう。

これが別府という縁の街で、縁起の良さが詰まった街なのだ。

2019.4.12 東京神父
梅園温泉「沸勝梅園温泉」

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東京神父 写真家。1978年4月20日生まれ。 別府出身、自由が丘在住。

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