小さなイライラを消す魔法の言葉
こんばんは、内山です。
今日のテーマは「嫌いな物の受容」です。
日常の些細なイラつきを解消するために私が心に留めている言葉を紹介します。
それは、「〜はそういう物」という言葉です。
イライラを感じ、口に出す事の弊害
・駅でおっさんに肩ぶつけられた
・上司の指示が不明確で仕事がし難い
・Yahoo記事のコメント欄の治安が悪い
・サウナで大きな声を出す若者達が憎い
日々、私達は様々なイライラに出くわします。
上の例は私の個人的な愚痴ですが…
そんな日常のイライラは会話のネタになったりもするわけですが、余りに口にし過ぎると頭の中でストレスがループしてより高い負荷を感じる事になります。
これは私の好きな漫画、セトウツミから学んだ考え方です。
作中で主人公は「愚痴を吐くと、当時のムカつきを追体験する事になり本来感じたものより大きなストレスを感じる」と語りますがそれは現実世界にも通じる真理の様に感じます。
そんな時こそ、諦めよう
諦めるというと聞こえは良くないかもしれませんね。自分のモノサシの外に置いてしまおう、というのが私の伝えたい事であり、
そんな時に「〜とはそういう物」という言葉が役に立つのです。
話が飛躍したので順を追って説明します。
まず最初になぜ人が怒るのかを考えてみましょう。
それは、本来あるべき姿と現実にギャップを感じているからですよね。
例えば
駅でおっさんに肩をぶつけられたイライラは簡単に言うと下記の様に発生しています。
①あるべき姿:おっさんが、歩行者を避けて歩く
vs
②現実:おっさんが、歩行者を避けて歩かない
⬇︎
イライラ
この場合、①のあるべき姿を捨てて、
「おっさんは肩をぶつけてくる生き物だ」と受容してしまえばイライラは生まれません。
他の例も同様です。
・上司の指示はわかりにくいもの
・Yahooのコメント欄は歌舞伎町並みの治安
・サウナの若者は騒ぐ物
と諦めてしまえば、そもそも現実とのギャップが発生し得ないので怒りは生まれず、むしろその環境下でどう上手く動こうかという風に意識が向きます。
きっかけは音楽番組だった
私がこんな考えを持つきっかけとなったのは
かの有名な音楽番組、ミュージックステーションの出演者について考えた時です。
今はどうかわかりませんが、Mステをはじめとする多くの音楽番組がジャニーズとAKB系に支配されている時期がありましたよね。
出演者7組のうち、3組ジャニーズ・3組AKB系グループ…みたいな。
当時高校生だった私は金曜の夜が来る度にイライラしていました。なんでB'zやMr.Childrenを差し置いて歌唱力の低いアイドルグループが出演しているのか、と憤りを感じていたのです。
(勿論アイドルの中にも歌唱力が高い人がいる事は知っていますが、全体の傾向として)
しかし、音楽番組の「あるべき姿」を自分の考えから捨てた瞬間にこの怒りは沈まりました。
「歌や演奏の上手さ」だけで音楽番組への出演是非を測っていた自分のモノサシを捨てて
・パフォーマンスの迫力
・CDの売上枚数
他、まだ自分が認識していない評価項目が沢山あるのだと受け入れる事が出来ました。
そしてその考えは音楽番組のみならず、日本の音楽業界全体への理解にも繋がります。
なぜ邦楽は洋楽に売上も格好良さも劣るのか?という私が抱えていたもう一つのイライラも「日本と海外では音楽を測る指標が違うのかもしれない」と考えれば、解消しました。
歌手の衣装の一つ取ってみても
欧米のポップス歌手はより私服に近い格好でパフォーマンスをする事に対して、日本のアイドルはよりステージ映えを意識した宝塚歌劇団のような衣装に身を包む事が多いですよね。
これは日本独自のあるべき姿が設定されており、音楽業界がガラパゴス的な進化を遂げた結果かもしれません。
長々と話しましたがこの章で私が言いたい事は、
人は各々の評価指標を持っており、イライラを感じる原因は測られる側の事象ではなく、モノサシである我々にあるかもしれない、
ということです。
もちろん、イライラを感じる事が正解である場合もある
この記事はイライラを解消するために考え方を変える事をお勧めしている訳ですが、
もちろん世の中にはイライラを感じて然るべき場面も沢山あります。
私が出した例にも結構当てはまりますよね。
・肩をぶつけて歩くおっさん
・指示の不明確な上司
これらは受け入れる事も可能ですが、
今後の世界の為を思えばおっさんには注意すべきだし、上司には部下の意見をフィードバックすべきです。
私の書いた記事「極端な思想に陥らない事」
でも言及しましたが全てはケースバイケースです。
ただ、過度な真面目さや理想の高さによって自分や他人を傷つけてしまう様な事があれば「〜はそう言う物」と呟いて気持ちを楽にしてみては如何でしょうか。
終わりに
本日も長〜い記事をお読み頂きありがとうございました。この記事で皆様のノンストレスライフを後押しする事ができれば幸いです。
内山の書く記事は長い物だ、
そう諦めてしまえば読む際のイライラも消えるはずです。
おわり
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