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失敗の恐怖"アティキフォビア"の克服②先延ばし癖と原因

前回の記事、失敗の恐怖"アティキフォビア"の克服①定義と診断では、
・アティキフォビアの定義
・完璧主義とアティキフォビア
・アティキフォビア診断

をお伝えしました。


失敗の恐怖は、"アティキフォビア"と呼ばれていて、仕事やプライベート、人生の目標やゴール達成に対して大きな障壁となります。

しかし、思考、感情、行動を妨げるアティキフォビアにしっかりと対処をすることによって、より肯定的な計画性、集中力などを身につけることができるのです。

先延ばし癖とアティキフォビア

先延ばし癖とアティキフォビア(失敗の恐怖)は強く関連すると考えられていて、失敗の恐怖を持つ人は"自分が複雑と見なしたタスク"を遅延したり、重要な決定や責任を延期したりする傾向があります。

先延ばし癖は、表面上は自己価値や自己評価を守るように見えますが、"自分の可能性を置き去りにしている"という意味では反対の効果が働いてしまうのです。

アティキフォビアの原因

アティキフォビア(失敗の恐怖)は、人生のどの場面にも存在する可能性がありますが、他の恐怖症と同じようにトラウマを経験したり、高圧的で高い期待をする親を持つなど、記憶や生育環境などに影響を受けます。

アティキフォビア(失敗の恐怖)の一般的な原因は以下の通りです。

1.親や他者から洗脳

親はアティキフォビア(失敗の恐怖)に対して大きな影響を与えます。良い意味でも悪い意味でも過保護だったり、結果や成功について高い価値観を植え付けられた子供は、アティキフォビアを発症する確率が高まります。また、身内以外からの影響も同様です。

2.トラウマと高ストレス

トラウマと高ストレスは様々なメンタルヘルスの状態に関与しています。身体的、性的、感情的な虐待やネグレクト(感情的なものも含む)は、アティキフォビアの原因として考えられます。

3.遺伝、生物学的問題

アティキフォビア(失敗の恐怖)は、親などの他者からの影響以外にも、遺伝的な要素があります。両親や親戚などにアティキフォビアの人が多く存在している場合、子供が同じ状態となる可能性が高くなります。

4.完璧主義

完璧主義に強い必要性を感じる人は、アティキフォビア(失敗の恐怖)を発症する可能性があります。他者から「完璧な人として見られたい」という信念を持つ場合、失敗も受け入れられず、それに恐怖するのです。

5.失敗の定義

失敗という言葉は、人によって意味が異なることがあります。成果や成功について高い基準を持つ人は、その基準が完全に満たされてないと感じるとストレスを感じます。

そこで、打開策や解決方法を見出す方向にエネルギーを使える人は良いのですが、その成果や成功の基準が他者に批判的に向いてしまうと危険です。

つづく

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