見出し画像

水分補給の重要性

汗をあまりかかない冬は水分を失っている自覚が少なく、夏場に比べて水分摂取の機会が減ることで、脱水を引き起こす可能性があります。

私たちの体の水分量は成人男性で60%、成人女性で55%です。また新生児は80%、高齢者は50-55%と人生のステージにより体内の水分量は変化します。

食物や飲料水から2.5ℓの水分を摂取し、また同じぐらいの量を汗や排泄で出し、消化官内では9ℓほどの水分が、消化液として体内を循環しています𓇭

水の〝必要量〟というのは実は決まっておらず、諸外国では必要量でなく〝目安量〟が設定されています。

🇪🇺 EU成人男性:2.5ℓ/日
🇪🇺EU成人女性:2ℓ/日
🇺🇸北米成人男性:3.7ℓ/日
🇺🇸北米成人女性:2.7 ℓ/日

🇯🇵日本の調査では男性が2.4ℓ、女性が2ℓほど一日に摂取しているとわかっています。

ただ水の摂取源は、食文化の違いにより異なります。
欧米諸国は食べ物から20-30%摂取しているのに対し、日本は51%もの水分を食べ物から摂取しています。これはごはんや麺類の食事が多いためです。

また高齢の方や子供は脱水状態になりやすいと言われています。
高齢者は喉の渇きを感じにくくなったり、腎機能の低下のため。子供は体の水分の入れかわりが速く、腎機能が未発達で尿量が多いためです。

体重を計ることや尿の色を確認することで、脱水状態を防ぐことができます。
毎朝起床直後の体重を計ることで、自身の体重のベースラインから大幅な変動がないか氣づくことができます。
尿の色が濃い場合は、軽度の脱水状態であると予想されます。

脱水には2つの状態があります。水分が喪失している場合と、ナトリウムと水分が同時に喪失してる場合があります。
水分喪失時は喉の渇き、尿量の減少、不安・興奮などという症状が見られ、ナトリウムが同時に失われてるときは頭痛、嘔吐、立ちくらみ、血圧低下などの症状が起こります。

そのため脱水時/体液の喪失時は、体液に近い成分=電解質の補給が大切だと考えられます𓏋

水に比べて脱水時に血漿量回復効果が高く、水分保持効果の高い、イオン飲料がおすすめです(ちなみに喉の渇きは血液の濃さでコントロールされています)。
電解質と糖質によって吸収スピードが早く、体液の浸透圧を下げにくいのが特徴です。

また発汗により、水分と共にナトリウムが失われます。真水を飲むだけでは体液を回復することはできません。喉の渇きは止まっても、体液が不足しているからです。血液が薄まることで飲水行動が止まる、〝自発的脱水〟という症状が起こるので注意しましょう。

そして運動時は血糖値が低下しますね。運動中に糖質を補給することで、血糖値の低下を防ぎ、パフォーマンスを維持できます。
糖質が多い飲料ほど血漿量回復効果が高く、水分が長く体内に留まります。
🇺🇸全米スポーツ医学会のガイドラインでは、〝2%以上の脱水にならないように、適量の水分・ナトリウムを摂取〟
🇯🇵日体協では〝2%以上の脱水にならないように、運動中は500-1000ml、運動前は250-500ml。食塩濃度は0.1-0.2%(ナトリウム量は40-80mg/100ml)〟
などと推奨されています。

活動時以外でも、入浴、睡眠、長時間の座位、アルコール摂取による利尿、冬場エアコンの使用による粘膜乾燥などでも水分は損失します。
飛行機や汽車や自動車で移動される方々、オフィスワーク・在宅ワークをされている皆様は、乾燥した環境で長時間座位姿勢になることがありますので、お氣をつけてください。

[まとめ]
・素早く飲めて、長く体に留まるものを選ぶ。
・水分損失は血液循環を悪くするから注意(血液の粘土が上がるため)。
・座ってるだけでも、飲むならイオン飲料。
・足のむくみには氣をつけて(脚の付け根に血栓できやすい)。
・あなたのRiverを大切に𓃰 𓅯 𓆏 𓆸 𓁏

イオン飲料にはポカリスウェット、アクエリアス、ダカラ、ヴァーム、アミノサプリ、ボディメンテなどなど様々な商品があります。
味や好みもありますので、ご自身に合うものを見つけ、身体の中から潤していきましょう。

お読みいただきありがとうございます拝

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?