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【朝読書】ネガティブから見るポジティブ

「ポジティブ」と「ネガティブ」のどっちがいいか?

こう聞かれるとやっぱり「ポジティブ」がいいって答える人が多いと思います。

僕も「ポジティブ派」です。(そんな派閥はないですが…)

だから、最近よく聞く言葉や、本によく書かれてある言葉はポジティブなものがたくさんあります。

僕もポジティブな言葉で勇気をもらったり、頑張れたりします。

でもそんなポジティブな人とは真逆の「ネガティブ」いや、「ネガティブの最高峰」の人を紹介している本を読みました。

その本は"絶望名人カフカの人生論"という本です。


絶望名人カフカの人生論

この本を読んで、カフカという人は「ネガティブ」そして、本のタイトルにある通り、「絶望の名人」としか思えません。

そんな本を読んで、思ったことがあります。

「ネガティブって実は、自分に正直で素直になっているということでは?」

と僕なりに思いました。

この本にも出てきますが、弱いから見えるもの。
例えば、足が弱いから普段見えない段差がわかる、車椅子だから階段の多さがわかる、病気だから健康の大切さがわかる。

虫歯になって歯医者に行ったからこそ、歯の大切さがわるみたい感じでしょうか。

僕も歯の矯正をしてからすぐに虫歯になってしまい、歯磨きの大切さと歯磨きの難しさに気づきました。笑

それと同じようにネガティブだから見えるもの、ポジティブな面やポジティブはどういうことか?ということに気づくことができるのかもしれません。

そんな本で気になった箇所をnoteをしておきます。

カフカを象徴する言葉

この前がきや、一番目に出てくる言葉があります。


すべてお終いのように見えるときでも、
まだまだ新しい力が湧き出てくる。
それこそ、お前が生きている証なのだ。

もし、そういう力が湧いてこないなら、
そのときは、すべてお終いだ。
もうこれまで。


初めの3行はとてもポジティブに見えることから他の本でもよく引用されるそうです。

しかし、本当は後の3行があります。

もう絶望している感がすごいですよね。

こんな感じでネガティブ感満載で書かれてあります。

でもそのネガティブからの視点があるからこそ、ポジティブが見えてくるんだと思います。

目標についての素直な考え方


<目標に到達する難しさ>

目標があるのに、そこにいたる道はない。
道を進んでいると思っているが、
実際には尻込みをしているのが。


僕は、この言葉を読んで
「めちゃくちゃネガティブだけど、めちゃくちゃ素直じゃん!」
って思いました。

例えば、勉強でこの資格を取りたい、この学校や大学に行きたいって思って頑張って勉強していて、道を進んでいると思っていても実は学力がついてきてないとします。

それでも「勉強がを頑張っているんだから」と思ってそのやり方をずっと続けているのは、道を進んでいるのではく、ただ「今のやり方を変えたくない」って思ってしまって尻込みをしているだけの場合もあります。

でもそれって自分が正しいって思いたいからそうしてしまうけど、このカフカはちゃんとそこを理解して表現できているってことに僕はすごいなって思ってしまいました。

人生について


<人生のわき道にそれていく>

生きることは、たえずわき道にそれていくことだ。
本当はどこに向かうはずだったのか、
振り返ってみることさえ許されない。


「将来こうなりたい」

「この職業につきたい」

なんて思うことはたくさんあると思います。

でもアクシデントや病気、事故などがあれば、その道に進むことができずにわき道にそれるしかありません。

本当はあっちの道にいこうと思ってたのにと思って振り返ってもその道はない。

ただ、今のある道をただひたすらに進むしかないってことだと思います。

こう思うと結構「ポジティブじゃん」って思ってしまいますが、この本を一通り見ると全然印象が違います。


以上、今日はここまでです。

読んでいただいた方はありがとうございます。

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