自社運営のカフェのブランド力を高めることで生まれる新たなビジネス

2019年10月に熊本県上天草市にオープンする観光交流拠点施設内に出来るカフェのプロデュースをやらせていただいています。

全くのド素人なので、沢山の方のお力をお借りし日々本当に模索しながら行っています。今回は、「カフェに名前は必要なのか」というテーマについて書いてみたいと思います。

とにかく予算がない

地方あるあるかもしれませんが、基本的に何をするにも東京で行われるプロジェクトに比べて予算がありません。同じ店舗プロデュースを担ったとしてもかけれるお金が違う。限られた予算の中で工夫をこらして行うか、または「もっと投資できたら、売り上げも今の計画よりもあがるはずだ」と考え初期の投資額も増やすか。まあとにかく大変なのです。

自社運営の施設内のカフェ、名前は必要?

今回の観光交流拠点施設は、上天草市からの指定管理物件で、弊社が5年間施設の運営をすることになっています。施設は敷地面積は広くはあるけれど機能としてはそこまで大きくありません。「施設名とカフェ名は同じでもいいんじゃない?それぞれにロゴを作ると費用もかかるし」こういった話があがったのです。お店をするには名前が必要(ブランドが必要)となんとなく思っていた私は、「えーーー」と思ったのですが、反論しようにもうまく理由が言えなかった。た、たしかにどうせ自分たちの施設なんだから(正式には違うけど)施設名とカフェ名が一緒だと何がだめなんだろう?って。

名前を持たない飲食店

施設名と施設に入っている飲食店の名前が同じもの(飲食店に名前がないもの)を考えてみたときに真っ先に浮かんだのは、道の駅、映画館、スーパーのフードコート、市役所の食堂でした。何かのメニューが突出して珍しかったり美味しければ注目を浴びることもあるかもしれませんが、ブランドがないと施設のオマケ的存在になり、なかなか人々の頭の中に想起されないなーと。また、仮に飲食店の名前が施設名とイコールだった場合も、施設名vs飲食店と言った印象勝負をすると分が悪いなーって。その場だけで完結する分には構わないのかもしれないけど、こだわりを持って運営するのであればやっぱり独自のコンセプトに裏付けされたブランド(名前)はあったほうがいいんじゃないかなあと思ったわけです。

カフェのブランドを作りたい理由

カフェの名前をしっかりと定めて、ブランドを醸成していくと、カフェ単体でもPRし施設への誘客が可能になります。施設全体としてはもちろんですが、カフェ単体でもPR力があった方がいい。ましてや施設=カフェではないので。

後は、ブランドが強くなれば、カフェの飲食事業に留まらず商品開発、販売も行っていけると思っています。施設に紐づいたただの飲食機能だと、なかなかその先の展開が難しい。そう感じました。


どんな名前にしようかな

カフェのコンセプトを整理しながら、どんな名前がいいのか考えていきたいと思います。

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