私的偏愛録 其の十一 panpanya「カステラ風蒸しケーキ物語」
好きだ、と思ったものは、いつまでもそこにあるとは限らない。panpanya「カステラ風蒸しケーキ物語」シリーズを読んで、改めて強く感じた自分がいる。
ただ、わたしは商品を求めて店々を駆け巡ったり、手に入らなければ作ればいいじゃないか、という発想には至らずにここまで来てしまった。
何年か前にスーパーで購入した、ねちっとした食感の棒状のチョコレートアイスがいたく気に入り、リピート買をしていた。しかし、次のシーズンには店頭で見かけることができず、販売元や商品名すら忘れてしまって