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箱夢の話集 第三集

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#makoto

【独白】起きねばならん

さて、そろそろ起きなければ。 もう起きる時間だから起きるのだ。 だが、どうやって起きるか…

Tome館長
4年前
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【話】おとなしい人

普段おとなしい人が怒ると怖い、という。 怒り慣れてないくせに 我慢の限界を超えて無理に怒…

Tome館長
4年前
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【話】コピトの気持ち

私はコピト。 ロボットのコンピュータは、ロビタ。 コンピュータのロボットが、コピト。 ど…

Tome館長
4年前
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【話】アリの道

休日の朝、台所で歯を磨いていた。 ほとんど洗面所を使わない習慣なのだった。 最近、虫歯が…

Tome館長
5年前
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【話】砂時計

これは祖父の遺品のひとつなの。 石の中に埋め込まれた砂時計。 ほら、貝の化石も一緒に埋ま…

Tome館長
5年前
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【話】剣の舞

よく斬れる剣であった。 竹や木など、風のように斬る。 岩や骨なら、水のように斬る。 そん…

Tome館長
5年前
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【話】ラジオ体操の聖火

小学生にとって楽しいはずの夏休みの日々は つまらないラジオ体操から始まるのだった。 朝早く起こされ、近所の広場に集められ  ラジオから流れる演奏と掛け声にあわせ  体を動かして、なにが楽しいのか。 カードにスタンプもらって、なにが嬉しいのか。 それはともかく 忘れられない奇妙な思い出がひとつだけある。 ラジオ体操が始まる少し前 僕たちは農協のシャッターを背に立っていた。 目の前には田園風景が広がっていた。 その上には空があった。 空にはいくつかの雲が浮かび  そ

【話】エリコちゃん

エリコちゃんがスケッチブックに エリコちゃんの絵を上手にかきました。 クレヨンでかいたエ…

Tome館長
5年前
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【話】洗礼の雨

大事な試合に負け、その帰り道。 体がだるく、とにかく疲れていた。 頭痛もひどかった。 そ…

Tome館長
5年前
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