見出し画像

【話】開かずの踏切


踏切の前で 
遮断機が上がるのを待っていた。

踏切の向こう側には 
幼稚園児らしい女の子がひとりいるだけ。

電車が1本通過した。
だが、遮断機は上がらない。

踏切の向こう側には 
小学生らしい女の子がひとりだけ立っていた。

幼稚園児はどこかへ行ってしまったらしい。

さっきと反対方向の電車が1本通過した。
しかし、まだ遮断機は上がらない。

踏切の向こう側には 
高校生らしい女子生徒がひとりいるだけだった。

さっきまでいた小学生の女の子に 
様子がよく似てる気がする。

お姉さんかもしれない。

左右から1本ずつ電車が通過した。
それでも遮断機は上がる気配すらない。

踏切の向こう側には 
見覚えある若い女性がたったひとりで待っていた。

思い詰めたような表情で 
彼女はじっとこっちを睨んでいる。

遮断機が上がるのを待ち切れず 
私は思わず線路に飛び出した。


Railroad Crossing Without Opening


I was waiting for the breaker to go up
before the railroad crossing.

There is only one girl who seems to be a kindergarten child
on the other side of the railroad crossing.

A train passed by.
However, the breaker does not go up.

There was a girl like an elementary school standing alone
on the other side of the railroad crossing.

The kindergarten child seems to have gone somewhere.

I passed a train in the opposite direction a while ago.
However, it still does not go up.

There was only one girls student
who seemed to be a high school student
on the other side of the railroad crossing.

She feels like the appearance of the elementary school girl
who stayed a while ago.

She may be her older sister.

A train passed one by one from the left and right.
Still the breaker does not even rise.

On the other side of the railroad crossing,
a familiar young lady was waiting alone.

She looks staring at me this way with expressive looks.

I could not wait for the breaker to go up
and I instantly jumped out to the track.

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

オリジナル制作を継続するために使わせていただきます。 動画のための朗読音声も募集中。https://poetome.exblog.jp/

Happy 💛
21

Tome館長

トメ。作者表示・非営利なら無断使用を許可。動画音声、募集中。http://poetome.exblog.jp/ 2016/2/12、開帳。

箱夢の話集 第三集

ショートショート

コメント5件

館長様♡

館長が詠まれた『くれない』をお借り致しました。
先にYouTubeに投稿したのでまずはご連絡まで…
https://youtu.be/MDust7cRJXo

後ほどIGTV含めてアップしていきます。

いつも快くご使用の許可を頂きありがとうございます😊
またよろしくお願いします💋✨

yayaさんへ★ 危険だから、心配だよね。
raydraさんへ★ ありがと! 鼻血が出そう、
あら♡やっぱり赤色ですねw
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。