最近の記事
マガジン
記事
「写真の創作」って何?(12)・・・写真の悲劇とphotographの希望・・・「写真」は「copy」で「photograph」は「build」・「compose」?
写真の創作物としての価値 素朴な疑問・・写真は創作物として著作権法で保護されるものの、我が国においてその価値は、他の創作物より低くみられているのではないか? そうだとすると、それはなぜか? 写真が創作されるものであることは確かであるが、その創造性や価値につき、やや疑念が生じてくるのは、「写真」という言葉に起因するように思えてならない。「写真」はその名の通り、写すであるから=「copy」ということになる。一方、写真家サム・エイベル氏は、「photograph」は「build
「写真の創作」って何?(10)・・写真をbuildする・・Sam Abellのワークショップを経験して・・「写真は引き算」を乗り越える
写真の創作への試み 写真の創作とは何?という疑問を抱き、シリーズとして投稿している。それは、写真は被写体を単にコピーしているだけに過ぎないのではないか、という疑問が拭えないからである。判例等によれば、構図をどうするか等には創作性が認められるため、写真もまた著作権法上の「著作物」であることは間違いないことですが・・・。 とはいうものの、目の前にある被写体を写し撮るということが「写真の創作」なのか、自分はカメラを使ってそれをコピーしているだけに過ぎないのか。そんな感覚はどう