嫌いな人の向こうに僕がいる
嫌いな人がいる事を誰かに相談すると
・ほっとけばいい
・相手にしないでいいよ
・離れればいいよ
とよく言われます。
’’それが出来ないから悩んでいるのに’’と毎回思いながらモヤモヤしてながら過ごしてきました。
そもそも嫌いという感情をなぜ隠さなければイケないんだろう?
追及したところ、これに悩む人は嫌いな人への対応力がないだけであるという結論に至りました。
嫌いになる事に罪悪感を抱きすぎな人達
大人になると嫌いはないけど大好きでもないグレーゾーンの人間関係が大半を占めます。
悠々自適にその関係を保つ事が、健康的で協調性の在り方だと思います。
その中でも、特に嫌いにカテゴライズした人達の扱い方に時間を潰している方が沢山います。
その原因は、嫌いな人を公言する事において周囲への影響が多い事が挙げられます。
だからこそ、みんな一所懸命嫌いな人の良い所を探して、グレーに近づけようとするのです。
著者は、これを自分の感情を無視した自傷行為だと思っています。
嫌い=自分の対応範囲を越えた人
心理の世界では、自分では対応できず、なお且つ自分に害のある人に対して’’嫌い’’と感じます。
この一言に尽きます。
自分の意思に関係なく、暴走する列車に好意を抱けないのです。
そして、嫌いな人をグレーにマインドセットするのは、自分の生み出した嫌いという感情に自信を持たなければ、進めないと著者は定義します。
順序が違う
簡潔にまとめると
◎理想
嫌いな感情を認める→嫌いな人を認める→グレーにする
◎上手くいかない人
嫌いな事を認めない→周りに迷惑かけるから我慢→嫌いなまま
いつまでも嫌いな人がいる特徴として、第一段階の自分の嫌いの感情を認めない事が挙げられます。
自分の感情と向き合わなければ、感情は膨らみ憎悪が増すだけなのです。
泣いている子供を無視すれば、子供は非行という形で存在を主張してきます。
これと同じ事が、自分の感情でも起きているのです。
相手に向き合う前に、自分の感情を認め、建設的に相手に向き合いましょう。
相手を知る
最初に自分の感情の向き合い方が分かれば、嫌いな人への理解を深める事が重要になってきます。
嫌いな人=自分には対応できない
と言う事は
嫌いな人=自分に無い価値観を持っている人
嫌いな人には、自分の苦手分野が隠されている事が多いです。
苦手分野を知るという事は、得意分野を知る機会にもなります。
嫌いな人から自分を学ぶという思想が大事なのです。
賢者は愚者に学び、愚者は賢者に学ばず
フランスの哲学者モンテーニュの言葉です。
◎利益方程式
嫌いな人を知る→自分の苦手分野を知る→今後の自分の成長に繋げる。
嫌いな人を愛すのではなく、嫌いな人を使い、自己理解を深めるという利益にする事が大事なのです。
嫌いだから包みこむのではなく、自分が一枚上手になる事を練習をおすすめします。
信頼できる人に話す
自分の感情を認知するためには、人に話し客観性を持つ事が大事です。
ネガティブな感情なので扱いが難しいです。
人間は本来ネガティブとポジティブをバランスよく感じ心地よく生きているモノです。
このバランスを崩すと、心身のダメージになる事はモラル・ライセンシングを例にし前回のこの記事にまとめてあります。
https://note.com/tomikenftk/n/n44a2580b04e5
著者は【嫌いの感情=悪】という扱いに疑問を抱いています。
嫌いやネガティブも、自分が生みだした大切な感情なので、しっかり認めてあげる事が大事だと思います。
そして、ネガティブの感情が非行に走らない為の妥協案として、自分に利益のある思考にする事が健康的で、周囲への影響を最大限押さえられるかと思っています。
嫌いな相手の向こう側にまだ知らない自分がいる事を忘れずに楽しく過ごしましょう!
Have a nice day!
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