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Designship 2023登壇レポート!

トヨタコネクティッド エクスペリエンスデザイン部のTOMIOKAです。
カタカナが多いですね、すみません。
みなさんこんにちは。

Designship 2023について

2023年9/30(土)、10/1(日)に開催されたDesignshipに、SilverSponsorとしてトヨタコネクティッドも参加・登壇していました。会場の様子と登壇のレポートもまとめてレポートします!

今年の会場の様子。テーマが「広がりすぎたデザインを、接続する」

2023年は「広がりすぎたデザインを、接続する」というテーマのもと、会場のライティングなども「接続」をイメージとして、ライトとライトがつながっている演出がありました。
オンラインでは「自分が過去にやってきたデザインの星座を作る」企画が展開されており、私も試しに作ってみました。

TOMIOKAのレキシデザイン座

メインステージもサブステージも立ち見の人がたくさん。今年は例年以上に人が多かったように感じます。

左上がトヨタコネクティッドのチラシ。

私が期限に追われながら頑張って作ったチラシも置かれており、ちゃんと会場に届き置かれていたことに安堵。

チラシの中でそっと登壇の宣伝を入れておきました

今回はエクスペリエンスデザイン部としては初の試みで、Silverスポンサーになったこともあり、色々と手探り状態。多くの社内メンバー、外部のパートナーさんの手を借りながら準備を進めました。

Silverスポンサーで応援させていただきました
出典:https://design-ship.jp/2023

いよいよ登壇!

サブステージに今回登壇する長沼が登場。多くの人が集まる中、「泥くさい社会変革」というテーマでお話ししました。

登壇の様子

登壇テーマ「泥くさい社会変革」

長沼:トヨタコネクティッドのデザイナーたちは、クルマを含む移動体験の未来を現実のものにするべく、日々取り組んでいます。大きなテーマに向き合うために、どのような姿勢で取り組んでいるのか、私自身の考え方をお話ししたいと思います。

​大きなテーマにデザイナーとして向き合うために、どのような姿勢・マインドセットで取り組んでいるのか、今回は自身の考え方をお伝えしたいと思います。

長沼:自動車や公共インフラが関わる仕事は、4〜5年がかりの長期プロジェクトが多いのが常です。世の中の変化や競合の進化も早く、完成した時には時代錯誤になってしまうリスクもあります。

長沼:私たちのチャレンジは、製品をつくるだけではなく、「社会を変える」ことです。

変化するのではなく、進化するのだ。という気づき

長沼:私たちのチャレンジは、製品をつくるだけではなく、「社会を変える」ことです。

社会の基盤は一気呵成に変えることは出来ませんし、一人が進める一歩は大きくありません。生物が環境適応していくように、わずかずつでも進化していくには、泥くさい仕事だとしてもやっていく必要があります。

人を動かすことがデザインのパワー

登壇時の会場の様子

長沼:デザインは世の中のあらゆる課題を解決できる万能のツールです。世の中を、わかりやすく、使いやすく、魅力的に出来ます。また、「人を動かすことのできる」のもデザインの強さです。
美しく、感動させるだけでなく、買ったり、持ち歩いたり、身に着けたり、人々に声をあげさせ、社会課題を解決することもできますが、デザインそのものは何も実現していません。

長沼:デザインの本当の強さは、「受け取るひとを通じて、世の中を変えられること」です。
人の認知・認識の奥にある欲求に働きかけ、発言や行動にまで導くことができる。これがデザインの本当のパワーではないでしょうか。

そのために「やって・みる」

長沼:「やって・みる」というのが私の仕事の仕方です。

「まず考えろ」と言われるかもしれません。考えたり、議論したり、調べてみたり。確かにどれもデザインの重要なプロセスですが、議論をしているだけでは何も成し遂げていません。
実践や実験をしてみて、「こうかも知れない」を「実際のところ、こうだった」という事実に変えてしまう。
「やって・みる」のが一番早いし、やってみてダメだったら、もう一度議論をする、調べる、考え直す、を繰り返せばいい。
非効率にみえますが、常に学びがあり、結果的には最も効率の良いやり方だと考えます。

子どもに誇れる仕事

長沼:現在はトヨタ自動車のグループで、事業の戦略や組織運営、そして新規事業や研究開発に関わっています。エクスペリエンスデザイン部というUXデザインとラピッドプロトタイピングを強みにした組織も作りました。
デザインを課題解決のツールとして、会社の新規事業や既存事業の変革に取り組むチャレンジをしています。
自動車はとても多くの人を手助けできる道具です。
将来自分の子どもが大人になった時、自分自身が衰えた時、今の仕事の成果が世の中をより良くしている可能性もあります。将来の子どもや自分自身に誇れる仕事ができていることが幸せにつながると考えています。

啓蒙よりもさっさと前例をつくる

長沼:そのためにも、すこしずつ成功事例を作っています。
デザインしていると、議論するより、つくって見せたほうが早いという瞬間があります。
事業や経営でも同じです。
うまくいく確信があるなら、主張するよりも、啓蒙するよりも、さっさと前例を作ってしまう。「それが欲しかった!」「同じことをやって欲しい!」という声が集まってくれば、うまくいかないかも知れない啓蒙よりも意味があると考えています。
すぐに大きな成果は得られないかもしれない。
すぐに世の中は変えられないかもしれない。
でも、「やって・みる」を続けることをモットーにこれからも取り組みます。
ありがとうございました。

追記:DesignShip公式の方でも弊社の登壇のことが書かれておりましたので、URLを置いておきます。

レポートの終わりに

個人的な話で恐縮ですが、このお話を聞いていて、私が入社する前に長沼さんとお話ししていて、真摯な眼差しで「子どもに誇れる仕事をしています」といわれ、子どもが2人いる私は素直にそれはすごくいいなと思い、入社を決めたことを思い出しました。笑

トヨタコネクティッドのエクスペリエンスデザイン部では積極的に採用を行なっています。まだ応募の意思がない方でもお気軽にカジュアル面談も実施しておりますので、選考関係なくお話を聞いてみたいという方がいらっしゃいましたら下記よりお気軽にどしどしご連絡ください🎃

▼トヨタコネクティッドデザインwebサイト
https://tcdesign.toyotaconnected.co.jp/
▼トヨタコネクティッドrecruitサイト
https://toyotaconnected.co.jp/recruit/


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