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何でも言えるか

最近新たな本を読んだ。
「The Heart of Business」という本。

話題のパーパス経営の中でも
成功した例として、アメリカのBest Buyという企業の
CEOだった人が書いた本。

利潤を求めるだけが、企業の目的ではないということから、
働く人がいかに自分らしく、その人の価値観に基づいて
働ける環境であるか、
エンゲージメントが醸成される素地があるか、
それを育むには何が必要かなど、
Best Buyを再建した経験談を中心に書かれている。

経験談だけに、非常に説得力のある良い本だったと思う。
でも日本では、日本人では同じことが起こるだろうか。
というのも思ったことだった。

正直、自分も会社で思ったことをそのまま言えるような
空気じゃない気がするし、どうやったらそうなるのか、
分からないと思っている。

心理的安全性が担保された環境というのは、
望ましい環境であることは、その通りだと思うが、
日本人の育ってきた環境で、
それが整った環境がそもそもそんなにあったかなと。

家族ならとか、自分の子供の頃はとか、
思い出すけど、自分に正直にというのは、
わがままとも捉えられてきたし、
その塩梅は今もってよく分からない。

この本にあるBest Buyの従業員や、
アメリカの人たちの置かれている空気は、
理想的ではあり、羨ましい環境なとは思った。

偏見もあるが、ただ感じた感想はそんな感じ。

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