トム"マーヴェリック"クリハラです。

『トップガン マーヴェリック』(Top Gun: Maverick)絶賛公開中につき。

面白いから、みんな見てね~
第1作より映画としての完成度は高い。36年間待っただけのことはあります。

「マーヴェリック」とは、トム・クルーズ演じる「ピート・ミッチェル海軍大佐」のコードネームです。

(上記リンクから)
「アメリカ海軍の戦闘機パイロットを描いたトップガン (映画)では、演出として登場人物の性格を反映したコールサインが設定されている。」

そして、maverickとは( https://ejje.weblio.jp/content/maverick から)
>焼き印のない牛、無所属の人、異端者、「一匹狼」、のことですね。

つまり「ブランド」の正反対。ノン・ブランドのことです。
マーケティング界隈で「ブランド(銘柄、英: brand)」は、パワーワードの一つで(市場価値を高めることだから)ポジティブに語られるケースが多いのですが、

そもそもの語源から言えば、焼き印を押される牛ちゃんの気持ちになってみれば、まったく嬉しい話じゃないのです(笑)

https://www.amazon.co.jp/review/RDUDXGURXTOG3/ref=cm_cr_srp_d_rdp_perm?ie=UTF8

かつて矢作俊彦の小説『ららら科學の子』 のレビューで、わたくしはこう書きました。

ひとつだけエピソードを紹介するのをお許しいただきたい。
付きまとう女子高生の肩にバーコードの刺青がある。彼が彼女に聞く「それ、金額が出るの?」と。ふたりでコンビニに入って店員に「ピッてやってくれませんか」とお願いする。音は出なかった。「良かった」と少女が微笑む。

そう、人間に値段を付ける事はできないのだ。(それは奴隷社会だ)人間の価値は、交換可能ではない「かけがえのないもの」の中にしかない。そうこの物語は教えてくれる。

Amazon拙レビュー

市場にブランドされない「一匹狼」でありたい。トム・クルーズには似ても似つかない「太った豚」だけど。



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