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日常でスキルが活きるプロジェクトマネジメントのお仕事

大学を卒業して新卒でシステムエンジニアになりはや15年ほど経ちます。

ど文系(日本部学科)であったため最初は用語も概念も全くわからずにとても苦労しましたが、入社して3年が経った頃にはすっかりエンジニアの姿が板につき、中堅社員となった今は仕事の時だけでなく生活までシステムエンジニアの脳で物事を捉えるようになりました。

今日は「#エンジニアでよかったこと」というお題に乗って、私が今考えるエンジニアの魅力を綴りたいと思います。

システムエンジニアって面白いな素敵だなと思ってくれる方がいらっしゃれば嬉しいです。

私が生業としているプロジェクトマネジメントのお仕事

システムエンジニアといってもプログラマーやNWやDBを専門にした仕事などいろんな職種があるのですが、私が生業としているのはプロジェクトマネジメントのお仕事です。

ざっくりどういうお仕事かというと、お客様の要件をシステムで実現するために、計画をたて、進捗や作業スコープ・品質などを管理するお仕事で、「実現性の高い計画を立てるためのマネジメントスキル」「プロジェクトメンバー全員が同じ方向を見るためのリーダーシップ」などが求められます。

特に前者のマネジメントスキルに関しては、マネジメントの要素がいくつかあって※、一つ一つが奥が深いし、これがまた生活に応用できるのです。

※PMBOKというプロジェクトマネジメントの知識やスキルを体系立ててまとめたガイドでは、プロジェクトマネジメントに必要な要素を以下の10個で定義しています。

PMBOKで定義されているプロジェクトマネジメントに必要な10個の要素
「総合」「スコープ」「スケジュール」「コスト」「品質」「資源」「コミュニケーション」「リスク」「調達」「ステークホルダー」

自然と日常に活きるプロジェクトマネジメントスキル

上述のプロジェクトマネジメントに必要な要素はもう私の中に埋め込まれており、日常生活でも自然に発揮できます。(というか発揮してしまいます、職業病ですね)

例えば「スケジュール管理」

計画時にはWBS(Work Breakdown Structure:作業分解構成図)というものを作り、スケジュールを管理します。

ゴールに辿り着くまでに必要なタスクを洗い出し、作業見積りを行い、順番に並べたり並行できる作業を整理したりして、計画を作るのですが、これが日常でとても活きます。

例えば息子の保育園送迎。息子を保育園に送るまでの段取りを分解し、一つ一つに時間の見積もりを行い、計画を作成します。このWBSをもとに息子のお世話を進め、予定通りに物事が進んだ時の爽快感といったらありません。

もちろん相手は1歳の息子ですので予定通りに行かないこともありますが、その際は即座にリカバリプランを整理し実行。こちらもとても楽しいです。

また「品質管理」

プロジェクトマネジメントにおける品質管理とは、求めれらた品質を担保するために計画したり作業監視したりすることなのですが、問題が発生した際に原因を深掘りし「再発防止策」を検討することも必要な要素として存在します。

これがどう日常に活きるかというと、先日息子が引き出しに入っていたミキサーのカッターで誤って指を怪我した時の話。息子を病院に連れて行った帰り、タクシーの中で旦那(同じくシステムエンジニア)と再発防止策について議論しました。

その時の議論結果は以下です。このように再発防止策を検討することによって、なるべく息子が怪我をしないよう家庭での安全性を高めることができました。

事象:息子が引き出しに入っていたミキサーの刃で負傷
原因:
 ①引き出しにミキサーの刃が入っていたことを忘れていた
 (現在使っていないものだった)
 ②息子がいつの間にか引き出しを開けられるようになっていた
 (今回も息子が勝手に開けてミキサーの刃を取り出した)
再発防止策:
 ①他に使っていないものが入っていないか確認する
 ②引き出しが開けられないように対策を打つ

終わりに 今後もプロジェクトマネジメントスキルを活かし日常をハッピーに過ごしたい

私にとって日常全てのことがプロジェクト。

スケジュール管理であげた例も「息子の保育園送迎プロジェクト」として定義し、日常のルーティンワークも楽しくこなせてしまいます。

これからもこのシステムエンジニアになって身につけたプロジェクトマネジメントのスキルを活かし、日常をリズム良く、ハッピーに過ごしていきたいと思います。

ということで日常にスキルが活きるプロジェクトマネジメントのお仕事、とても面白いですよ。


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