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お爺ちゃんのカレー

カレーの材料

  • いつものカレーの材料

  • 愛情

作り方

  • カレーのルーの箱の裏に書いてある通り

祖父が引退してからは我が家のカレーはお爺ちゃんの手作りカレーでした。お料理なんてしたことのない祖父がカレーのルーの箱と睨めっこして作ってくれるカレーが美味しかったんです。友人がお泊まりに来た時に「tomo家のカレーって具が大きい!こんなの初めてやわ」と言っていました。

そうなんです。料理未経験だった祖父の切るお野菜は具が大きい。
料理に慣れていないのが理由なのですが、何度作ってくれても具が大きい。
戦後の食べる物がない時代に育った祖父の愛情でしょうか。昔からお腹が空いたという言葉を気にする人でした。
私の作るカレーも具が大きいそうです(子どもに言われました)

なぜか美味しいお爺ちゃんのカレー。カレーのルーの裏のレシピ通りに作っているだけなので皆んな同じカレーの味になるはずです。でも祖母が同じように作ったら違う気がしました。

なぜ違うと思ったのか、大人になってから解決しました。
それは愛情!
お爺ちゃんは野菜を皮をとる時から丁寧に、慌てず時間をかけて煮込んでいました。私や祖母、母だとパパパッと作ってしまうカレー。楽だし簡単だし美味しいし、なんなら次の日もカレーでラッキーくらいに思ってます。
でもお爺ちゃんほどの愛情のスパイスは入れてないです。
もうお爺ちゃんのカレーは食べれないけど、子どもへ伝えたい。
具が大きいのは愛情の証。
具が大きくない、どんなカレーでも愛情が入っていればもっと美味しくなるよ。

補足:もちろん、トロトロに具が溶けるほど煮込まれたカレーも好きです。今ではインドカレーの魅力にもはまってす。





#うちのカレー