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HackCampは共創を民主化します

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共創イベントの運営・共創の仕組みの導入伴走を行う株式会社HackCampのメンバーによる記事です。自由で自律的でワクワクする働き方を日々模索するメンバーの試行錯誤をぜひお楽しみく… もっと読む
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記事一覧

問いが切り拓く自立自走する組織への道 第2回(2回シリーズ)

VUCA時代あるいはAFTER AI時代とも言われる、現代の世界と社会のビジネスにおいて、「問う力」や「問い」の重要性がますます顕在化しています。ビジネスリーダーたちは、急速に変化する市場環境や技術の進展に対応するため、新たな問いを創出し、その答えを求めることが求められています。 今日は、問いにまつわる「WHY」「WHERE」「HOW」にアプローチします。 WHY:「問う力」や「問い」はなぜ重要なのか? 「問う力」は、不確実性が高く、予測が困難な現代において、隠されたリス

問いが切り拓く自立自走する組織への道 第1回(2回シリーズ)

こんにちは、佐藤賢一です。私はクエスチョンデザイナーとして、京都産業大学で教鞭を取りながら、問いづくり学習によるコミュニケーションの深化を研究しています。北海道生まれの私は、高校時代に「おもしろいDNA」という本に出会い、生物学の魅力に取り憑かれました。この経験が、私の研究者としての道を切り開くきっかけとなりました。現在は、NPO法人ハテナソン共創ラボの代表理事として、また株式会社HackCampで共創エバンジェリストとして活動しており、ビジネス文脈における問いづくりの可能性

なぜnoteを書き始めたのか?

昨日から書き始めたnoteについて、この生まれて初めてのアクションに至った理由、きっかけは2つあります。今日と明日は、それぞれの理由について書きます。 まず、なぜnoteを書き始めたのか、その理由をお話しします。サブタイトル1:このたび入社いたしました、というわけで書くことになったnote! 2023年11月16日、株式会社HackCampに業務委託契約社員として参画することになった佐藤賢一、ニックネームはKenichiです。この会社で私が担う主な仕事の領域は「問いづくり

社員の成長の砂場 HackCamp

こんにちは。株式会社HackCampカルチャーリードの菊井です。 この度、HackCampを卒業することになりまして、退職にあたってHackCampへの思いを書いてみました。 読んでいただければ嬉しいです。 はじめての正社員 2018年の春、私は知人の紹介でHackCampの採用面接を受けました。就職氷河期に就職活動からドロップアウトしてアメリカに留学し、帰国後も日本での中途採用の敷居は高く、8年ほど派遣を渡り歩いて、第一子を産んでからは家庭に入り、在宅で細々とフリーラン

アートと問い作りで家族の理解を深めるHackCampファミリーデイ

2023年GWの始まりに、HackCampのスタッフの家族に感謝するファミリーデイを開催しました。 集まったのは弊社のスタッフとそのパートナーや子供たち、それから、ビジネスパートナーのご家族です。 家族のいるスタッフが増え、数年前からやろうと計画を始めていたものの、コロナで延期になってしまい、ようやく開催に漕ぎ着けた記念すべき第一回の開催でした。 場所は高尾山口にあるタカオネさんです。駅からすぐのところにあるのに、ゆったりとした空気の、とても素敵な施設でした。 午前は屋内

気がついたら今話題のパーパスを策定していて、会社が大きく前進したプロジェクトのお話し。

こんにちは!HackCampの菊地です。 Hackcampでは2021年の夏から「"10年後"の我々のUVP(独自の価値提案)とそのKPI(指標)を検討するプロジェクト」を発足しました。 MVVを再構築したことがきっかけではじまった取り組みで、当社の目的はパーパスの策定ではなかったのですが、気がついたら今流行りのパーパスを策定するに至りました。 普段はお客様に対して「機能的なビジョン(※)」の重要性をお伝えしながらMVV浸透のためのプログラムを提供しているHackCamp

HackCampのメンバーが増えました!

こんにちは!「共創を民主化する」株式会社HackCampのカルチャーリード菊井です。 今日は、HackCampに新たに加わった、グロースパートナーの竜田さん、ジオコミュニケーター/インタープリターの植田さんの2人のメンバーを紹介します。 一人目はグロースパートナーの竜田 遼さんです。 竜田さんは大手人材関連会社にお勤めで、本業ではイントレプレナーとしても精力的に新しい仕掛け作りに邁進されており、小中学生のキャリア教育に関わる事業を企画運営されています。 最近になり研修事

チームの共創で見つけた HackCampのビジョンとミッション

こんにちは。株式会社HackCampでカルチャーリードという役割を務めています菊井です。 この度、HackCampはウェブサイトを刷新しました。 この刷新にあたり、弊社のビジョンとミッションも改訂し、我々が大切にしている価値観を「共創スピリット」としてまとめました。 弊社で提供している「共創のプロセス」を自分たちで実践しながら、たくさんの対話とワークを重ねて作り上げた、私たちのビジョンとミッションとスピリット。 みなさんにご紹介しながら、そこに込めた私たちの思いもお伝

実践に基づいて考える、営業の新たな役割。「共創型営業」の可能性について

はじめに皆様、初めまして。新卒から今日まで約7年、企画提案の領域で営業に関わってきている菊地と申します。 この度、有難いご縁がありまして、大変僭越ながら「# 営業アドベントカレンダー2021」の12/7を担当させていただくことになりました。 始まって1週間の間、担当している皆さんの記事が永久保存版レベルすぎて緊張が極まりないのですが、今勤めているHackCamp (12中旬サイトリニューアル予定)で実践している「共創型の営業」をテーマに記事を書いてみようと思います。 ち

手段(how)を目的化していませんか?ありたい姿(why)から始めるバックキャスト思考を取り入れてビジネスを飛躍させよう!

みなさん、こんにちは! HackCampで、BizDevリード挑戦中の菊地です。 ▽このテーマでnoteを書いている理由 「共創の民主化」(※)をミッションに掲げるHackCampでは、有難いことにインバウンド・口コミ紹介をメインで、日々様々な事例や知見が生まれています。一方、課題感として、発信が間に合っていないことが多く、結果的に、顧客との共創プロジェクトから得た有益な知見・学びの共有が、普段やりとりがある私たちのお客様のみに限定されてしまっております・・・。 手前味噌

問題の種類を4つに分類。厄介な問題とは?

問題解決を考えるには、どのような問題の種類があるかを知る必要があります。問題の種類によって解決のアプローチ方法が異なるためです。今回は問題を4つの種類に分類してみます。 問題解決の定義ます問題解決の定義を簡単に整理します。 問題とは「目指すべきゴールやありたい姿(ToBe)」と「現状(As is)」の差(Gap)と定義します。課題とは数ある問題の中から解決すべき問題と定義しています。 問題解決を行うには、1.ゴール・方向性がどこまでコンセンサスがとれているか、2.現状の

解決すべき課題を見出す“問い”のお作法

こんにちは! 合意形成ラボ研究員のゴウイケイコです。 梅雨が明けてから連日暑いですね。こういうときはエアコンのきいた部屋で読書が一番。ということで、今日は書籍『問いのデザイン 塑像的対話のファシリテーション』(安斎勇樹、 塩瀬隆之)をご紹介します! 問いのデザインで合意形成の次の一手を引き出すなぜ合意形成ラボで、書籍『問いのデザイン』を取り上げるのか、まずはそれを簡単にご説明したいと思います。 ビジネスシーンで問題になるのは、現状と目標の間にギャップがあること。そのギ

プロジェクト推進の判断基準となる“メタな合意形成” の大切さ

こんにちは! 合意形成ラボ研究員のゴウイケイコです。 タイトルの「メタ」とは「高次の」「超越した」といった意味です。人工知能のシステム開発等を手掛ける株式会社IFの小塩篤史さんは「メタな合意形成」が大切だと指摘しますが、いまひとつよくわかりません。教えて、小塩さん! コロナ禍で現場の動きが止まって初めて気づいたことゴウイケイコ:前回「会議の決定事項がひっくり返る」という話が出ましたよね。あのあと友人から「うちもそう!」というメッセージがいくつも届きました。 小塩さん:極

未来学を取り入れると合意形成が進む理由

こんにちは! 合意形成ラボ研究員のゴウイケイコです。 先日、明治神宮に行ってきました。原宿駅そばとは思えないほど豊かな自然は大正時代の造営で生み出されたものです。多数の専門家が集結し、100年後の未来を思い描きながら作り上げた「永遠の杜」構想。たぶん合意形成は簡単じゃなかっただろうなと思いつつ、杜を眺めていると、彼らの構想の素晴らしさに感じ入ります。 今回は、人工知能のシステム開発等を手掛ける株式会社IF代表取締役CEOで、神戸情報大学院大学 客員教授としても活躍する未来