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心を揺さぶる言葉は、いつも小さな声で届けられる

SNSを見ていると子育ては辛いって情報がバズっているのをよく見かけます。

何年か前には「ベビーカーが邪魔」だと話題になり、最近では「子持ち様」という言葉が広まったりしています。

だからと言って「子育てがしにくい社会だなぁ」とは特に思いません。なぜなら、SNSではよく見かける子育てに対する揶揄を、現実の社会で目にしたことがほとんどないから。

赤ちゃん連れの家族に、優しく話しかけるお爺さんや。ベビーカーを運んで階段を登ってくれている大学生や、狭いバスの中で鳴いてしまった赤ちゃんをあやしてくれるお婆さん。子どもにトイレの順番を譲ってくれる方もいたし、毎朝「いってらっしゃい!」と子どもに声を掛けてくれる近所の人たちもいます。

SNSの世界が嘘だとは言わないけれど、いささか過激に誇張されているんだよなと、とても違和感を感じるのです。

でも、僕は現実の世界でたくさんの子育てを助けてくれる人や、優しく見守ってくれる社会と触れてきたので、「子育てってそんなに大変なことばかりじゃないよ」って思うことができます。

大変なことは、確かにめちゃくちゃあるけど、報われる瞬間や、愛おしくなる瞬間もそれ以上にある。

話し始めたばかりの頃なんて「パパ」と呼ばれるだけで幸せだった。
「これどーぞ」って大好きなお菓子を分けてくれるだけで「うちの子は世界一優しいに違いない!」って大騒ぎしてた。
「パパの料理は世界一」なんて言われたら、どれだけ面倒くさくてもご飯を作り続けてきてよかったなと思える。

だけど、そう言う声はSNSでは、そこまで広まらない。わざわざ投稿なんてしないのかな。嫌なことに比べて、小さな幸せはネタになりにくいのかもしれない。

心を揺さぶる言葉は、いつも小さな声で届けられる。

いま、子どもが欲しくないZ世代が増えていると言います。

子どもをつくった方がいいよ、とは特に思わないけれど。実際に子どもと触れる機会が少ない若者たちに、もう少し子育ての魅力が伝わるといいのになと思う。

SNSで見る子育ての様子なんて、しょせんバズるためのネタだし、ごく一部でしかないから。

子育ての魅力を語る小さな声を、僕はこれからも届けていきたい。

では、また。

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