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【息子のサッカーを見て、見えてきたこと Vol.72】続高校サッカーの地殻変動

こんにちは!

高校年代のサッカーの動向について以前、記載しました。

昨年、シーズンが始まった段階で、地殻変動について記載しましたが、結果が出たので、振り返りを含めて、記載したいと思います。

ちなみに2023年度のプレミアイーストの結果は以下の通りです。

1位:青森山田高校
2位:尚志高校
3位:川崎フロンターレU-18
4位:柏レイソルU-18
5位:市立船橋高校
6位:流通経済大学付属柏高校
7位:昌平高校
8位:前橋育英高校
9位:大宮アルディージャU-18
10位:FC東京U-18
11位:横浜F・マリノスユース(降格)
12位:旭川実業高校(降格)

ウエストの結果は以下の通りです。

1位:サンフレッチェ広島F.Cユース
2位:ヴィッセル神戸U-18
3位:静岡学園高校
4位:大津高校
5位:横浜FCユース
6位:東福岡高校
7位:米子北高校
8位:名古屋グランパスU-18
9位:サガン鳥栖U-18
10位:神村学園高等部
11位:ジュビロ磐田U-18(降格)
12位:履正社高校(降格)

そもそも、今年は東西合わせて、高体連13、Jクラブ:11でした。

東の優勝は青森山田、そして尚志と高体連が上位を占めました。

また西も優勝はJクラブですが、どちらかと言えば、高体連の活躍が目立っています。

この様に、超強豪校と言えるこうしたチームが今後も上位をキープするのではと感じています。

以前はガンバやセレッソと言ったクラブはJクラブのアカデミーをリードし、代表選手を輩出してきました。

ただし、こうしたチームも今年は関西のプリンスを戦い、6位、8位と実質低迷しました。

個人的には育成年代なので、何人のトップ選手を輩出し、そのうち何人がクラブのレギュラーになったかが重要ではあります。

一方で、プレミアに参戦することにより、有力な選手のスカウトが可能となりますし、より質の高い実践を積むことが可能です。

ちなみに、プレミアに参加したチームのうち、選手権の状況は、

青森山田高校:27年連続29回目※結果、優勝
尚志高校:3年連続14回目
市立船橋高校:3年ぶり24回目
流通経済大学付属柏高校:県大会敗退
昌平高校:2年連続6回目
前橋育英高校:3年連続26回目
旭川実業高校:道大会敗退
静岡学園高校:2年ぶり14回目
大津高校:3年連続20回目
東福岡高校:県大会敗退
米子北高校:14年連続19回目
神村学園高等部:7年連続11回目
履正社高校:府大会敗退

となっています。2チームいる千葉県は例外と言えますが、多くが選手権にも参加します。

高体連としては、学校の知名度を上げるためにもインターハイや特に選手権への参加は非常に重要度が高いと言えそうです。

また興国高校(大阪府)の3年生がポーランドのプロクラブに加入しましたが、高体連であれば、卒業後の進路の自由度が高く、海外にダイレクトで行くという道筋も見えてきます。

メンバーの人数や3年間と言うスパンの長さにデメリットもありますが、現在の日本の育成の環境を見ると、環境面を含めて、高体連への有力選手の流れはより加速するのではないでしょうか。

市立船橋や大津と言った公立高校が存在しているのは少し不思議ではありますが、超強豪校(特に中学年代からの育成を進めている高校)はより強化を図れそうです。

2023年はターニングポイントとなる時期だったと振り返ることがあるかも知れません。

さて、最終節で気になったことを最後に。

12月3日の13時に各試合一斉にキックオフでした。ただ、同日にJ1が14時からスタートでした。

ヨーロッパではユース年代の子たちがトップのサッカーの試合を見るために、配慮があるそうですが、これは全く配慮が感じられません。

午前中に開始することで、移動時間を含めて、トップリーグの試合を見れる環境ができると良いと思います。

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