友田きい

雑記帳、読書録など。よしなしごとを書き貯めます。

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雑記帳:世界が平和でありますように

1945年の東京大空襲。 2011年の東日本大震災と原発事故。 そして、2022年のいま起きているウクライナ侵攻。 戦争、天災と人災、そしてまた戦争が起きている3月。 世界が平和でありますように、と、 祈りながら、声を上げながら、寄付をしながら暮らしています。 遠い近いで考えるべきではないと判りつつ、どうしても震災と原発事故のことをいちばん考えてしまいます。 いま防災ツールとして活用しているのが、【特務機関NERV防災アプリ】です。  https://nerv.app

    • 読書ログ:怪談(2024.04更新)

       ついった/えっくすに書き溜めていた読書ログです。  コチラは、怪談作品について。  ほかのカテゴリは下記にまとめています。 読書ログ:エトセトラ 読書ログ:シリーズあれこれ 読書ログ:アンソロジー 読書ログ:ミステリ 読書ログ:ホラー 随時更新中…… ▼ 怪談徒然草 「語り」の言葉で書かれていることが心地よい。そして〈心霊〉に対して、加門さんが受け流したり怒ったりする姿が好き。笑 最後の屋敷話、初読だったので呑気に読んでいたのですが、いまなお「後日談」があ

      • 読書ログ:ホラー(2024.04更新)

         ついった/えっくすに書き溜めていた読書ログです。  コチラは、ホラー作品について。  ほかのカテゴリは下記にまとめています。 読書ログ:エトセトラ 読書ログ:シリーズあれこれ 読書ログ:アンソロジー 読書ログ:ミステリ 随時更新中……  私は「ミステリ」「ホラー」を娯楽として読んでいます。  「ホラー」は「ここではないできごと」として読みたいというか。起きてほしくないことをフィクションで読んでいるようなところがあります。 ▼ 残穢 穢れは残る。穢れはうつる

        • 読書ログ:ミステリ(2024.04更新)

           ついった/えっくすに書き溜めていた読書ログです。  コチラは、ミステリ作品について。  ほかのカテゴリは下記にまとめています。 読書ログ:エトセトラ 読書ログ:シリーズあれこれ 読書ログ:アンソロジー 随時更新中……  私は「ミステリ」「ホラー」を娯楽として読んでいます。  「ミステリ」は「人が死ぬ → 解決する」の現実に望んではいけないカタルシスが起きるので好んでいる自覚があります。人間は減ったほうがいいと思っているよね。 ▼ 黒死館殺人事件 巡り合わせで

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        雑記帳:世界が平和でありますように

          読書ログ:アンソロジー(2024.03更新)

           ついった/えっくすに書き溜めていた読書ログです。  コチラは、アンソロジーについて。  ほかのカテゴリは下記にまとめています。 読書ログ:エトセトラ 読書ログ:シリーズあれこれ 読書ログ:ミステリ 随時更新中…… ▼ ブリティッシュ&アイリッシュ・マスターピースのっけから強烈。スウィフトの皮肉が効きすぎてもう「だって馬のひとだし。フウイヌムだし」と謎の狼狽。  + 「アイルランド貧民の子が(略)」ジョナサン・スウィフト 読んで字のごとく「ひとを喰った」よう

          読書ログ:アンソロジー(2024.03更新)

          読書ログ:シリーズあれこれ(2024.03更新)

           ついった/えっくすに書き溜めていた読書ログです。  コチラは、シリーズで読んでいるものについて。  ほかのカテゴリは下記にまとめています。 読書ログ:エトセトラ 読書ログ:アンソロジー 読書ログ:ミステリ  ▼ 随時更新中…… ▼ 「カスミとオボロ」シリーズ『カスミとオボロ』読みました。 装画に惹かれてだったけれど、中身もたいへん好みでした! 清く毒舌な香澄と、強く純粋な鬼の朧の、主従で、擬似姉弟で、前世の因縁。鬼はそこらじゅうに蔓延れども、あのふたりはどこか静

          読書ログ:シリーズあれこれ(2024.03更新)

          読書ログ:エトセトラ(2024.02更新)

           ついった/えっくすに書き溜めていた読書ログです。  コチラは、研究書とすこしのSF、そしてカテゴリで小分けしづらい作品について。  ほかのカテゴリは下記にまとめています。 読書記録:シリーズあれこれ 読書記録:アンソロジー 読書ログ:ミステリ 随時更新中…… 研究書▼ 何かが後をついてくる 妖怪と身体感覚 TLで見て、買って、読みました。 五官で感じた違和が共有され、それに名が付けば妖怪と呼ばれ得る······私にとってはたいへん腑に落ちる考えで、終始興味深く

          読書ログ:エトセトラ(2024.02更新)

          本を読むなら移動中に

           ありふれた問いですが、あなたはいつ本を読みますか。  私はもっぱら「移動中」に本を読みます。出勤前提の会社勤めなので、いちばん多いのは通勤時に電車で読むことです。  会社が移転して、以前はドアtoドアで1時間だった通勤時間が、いまやドアtoドアで1時間半に。乗車時間も倍になって1時間ほどを占めています。まあこれは、座るために各停に乗るからもあるのですが。  日に2時間あったら、読書も進むというもの。こと私が趣味読書で選ぶのは、ファンタジー、ホラー、ミステリなどの娯楽小説な

          本を読むなら移動中に

          ホラー小説についての多弁

           ちょっと前に炎上していた、「ホラーは小説に向かない」という発言。  結局反応して多弁になってしまったので供養します。  こぴーらいたー作家とやらの思い込みは置いておくとしても。  どんなジャンルでも、題材によって「小説で書いたほうが合う」「映像化したほうが合う」があるのは当たり前。同時に、それを力量で覆して「まさか映像で描くとは」「まさか小説で書くとは」があるから創作物は面白いと思っています。  そもそも「音がなきゃ恐さがわかんなーい」「映像がなきゃ恐さがわかんなーい」

          ホラー小説についての多弁

          「事実、選択肢は増える」#いい時間とお酒

          お題投稿「いい時間とお酒」  私が酒を呑みだしたのは、酒に強い友人が居たからです。  と、ものすごくシンプルに言ってしまえばコレに尽きます。  語弊があるので、本人にはいやがられるけれど。笑  もともと、母方が酒に強い家系です。もっと言えば「酒に強いけど、呑むことに興味が薄い家系」です。反対に、父方は「酒に弱いけれど、晩酌はしたい家系」です。  足して2で割ったら、酒に強くもなく弱くもなくなりそうなものですが、結果として三姉弟みんな酒が強いほうに傾きました。弟などは「酒に

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          読んだことのある本をaudibleで聴く

           先月からaudibleを導入し、聴く読書を開始しました。何故なら体調崩して頭痛がすると目を使えない=本もアニメもお預けになってしまったので、もう耳を使うしかないな!!!と思ったからです。自然の成り行きです。  いえ私もヲタクですから、耳で聴くのはドラマCD文化で慣れてはいるんです。でも慣れているからって得意かと言うとそうでもないわけです。  具体的には、私は複数人の会話を聴くのがすごくしんどい。その印象があったせいで、長らく「文学作品を音声化したもの」を敬遠していました。

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          読書ログ:榎田ユウリさんシリーズ2作

           Twitter/現Xに書き貯めていた読書ログです。  コチラは、榎田ユウリさんのシリーズ2作について。 ▼ 「妖奇庵夜話」シリーズ なにか面白そうなシリーズはないか、と書店の棚を眺めていて出会った作品。最初の興味はもちろん妖怪です。でも、いわゆる「妖怪と共存しよう」ではなくて、それよりもっと踏み込んだ「妖人」という存在を描いた「人間ドラマ」でした。  後半は、〈鬼〉である青目の存在が影を落とし、さらには〈鵺〉が出てきて日常を壊してしまうので、正直なところ終始しんどかったで

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          読書ログ:内藤了さんシリーズ3作

          Twitter/現Xに書き貯めていた読書ログです。 コチラは、内藤了さんの完結済みシリーズ3作について。 ▼ 「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズ 表紙とテーマ、そして女性刑事が主人公というところがアンテナに引っかかって、平積みされていた『ON」と『CUT』を手に取ったのが、内藤さん作品との出会いです。『ON』の時点で凌辱事件の内容だとか親友を殺される展開だとか真犯人の境遇だとかにしこたま打ちのめされたのですが、主人公・比奈子さんの存在がとても好きで、どうにかその背を追い

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          読書ログ:「ゴーストハント」シリーズ(小野不由美)

          Twitter/現Xに書き貯めていた読書ログです。 コチラは「ゴーストハント」シリーズ。 「ゴーストハント」シリーズは、前評判を裏切らない、読んで納得のホラーで、同時にミステリだと思っています。何より、私は主人公の麻衣が大好きで! 等身大の女子高生で、ただちょっとだけ逸脱した知り合いが多くて、生きている人にも亡くなった人にも手を差し伸べられる子。チートだったり、聖なるご加護がついていたり、実はすごい血筋だったりはしないけれど、どんなに凄惨な場所からもどうにか帰ってこられちゃ

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          「自分語り」をする場を間違えるな

           ときどき考えていたことの言語化まで。  Twitter(現X)を、自分のログとして使ってきた私は、SNSは「自分語り」をしていい場だと思っています。そもそも、元はそういう意図で「さえずり」だったのだろうし。  だから、誹謗中傷は論外として、自分のことを話すのはごく自然だと思います。反面、「おはよう」とかサークル作って会話しているとかはしっくりこないんですけど、それはまた別の話。  ただ、問題なのは、いわゆる「クソリプ」の方式で「自分語り」をする輩。つまり返信や感想の体で

          「自分語り」をする場を間違えるな

          読書ログ:児童書

          Twitter/現Xに書き溜めていた読書ログ コチラは児童書メインです ▼「ゲド戦記」シリーズ ▽『ゲド戦記1 影との戦い』 『ゲド戦記1 影との戦い』読みました。 影は自らを、魔法使いたるゲドの影は他者をも、喰うもの。けれど結局は、影でしかなくて。けれども生まれながらに影を従える私たちは、ゲドのように「全き者」ではない。 2015年11月7日 ▽『ゲド戦記2 こわれた腕輪』 『ゲド戦記2 こわれた腕輪』読みました。 闇の奴隷という安寧から、苦痛を伴う光溢れる世界へ

          読書ログ:児童書