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【読書録】熊谷徹さん著書「ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が豊かなのか?」を読んで

こんにちは、ともです。

熊谷徹さん著書
「ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が豊かなのか?」を読みました。

ドイツの人々が豊かに暮らしているのかどうかはわかりませんが、
この本からわかるのは、合理的な生活を好む国民性のようですね。
ムダなことは極力しないそうです。
それは働き方にも表れていて、
ドイツは顧客サービスということにおいては、
あまり重要視していないらしいです。
日本のような接客や、商品の包装などもほとんどしないそう。
客と店員は対等という考え方が主流で、
お客様は神様みたいな感覚はないようです。
そのため、サービスに時間を割くことは無駄と思うようです。
お客さん側としては、不便な事もあるかもしれませんが、
けれど、その分、働く人にとっては優しく、
労働時間も短く、休暇もとりやすいようです。
時間のゆとりがあるんですね。
人間というのは、時間の余裕がないと、
ストレスが溜まり、
そのストレスを発散するために物欲に振り回されたり、
手っ取り早くお金を使うことで発散しようとするらしいのです。
なので、時間のゆとりがあると、
そういったお金を使って発散するということが抑えられて、
生活コストが下がるので、
暮らしにもゆとりが生まれるんですね。
みんながお金を使わないと経済が回らないのでは?
という疑問が浮かぶかと思いますが、実際の所は、
ドイツの経済はそんな感じでもちゃんと回っているんですね。
なんだ、回るんだ、と思いました。
日本の感覚だと、
お金を使って経済を回さないといけない社会の圧がありますよね。
ドイツではそんなことはないみたいです。
日本の常識なんて一歩外に出ればそんなもんなんだなと思いますよね。
おそらくドイツでは、ムダな物にはお金をかけない分、
かけるべきところにはちゃんとお金をかけるという、
合理的なお金の使い方をしているのかもしれませんね。
そのうえで、ドイツの人たちは、
お金を使わない楽しみ方をするのが上手なようです。
ドイツは自然が豊かなので、散歩などを趣味にしたり、
家で自炊をしてゆっくり食事を楽しんだり。
結局は身の丈に合った生活をするということですね。
豊かさとはそういったマインドが大事なんだと思いました。


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