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会計帳簿って何 なんで帳簿を付けるのか

会計帳簿とは、

・どういった取引が行われてたのか
第三者にもかわりやすい形で記録したもの
・会社の家計簿
・法律上(会社法)義務
・帳簿がないと損(経費が認められない等)
あると得(青色申告等)する場合がある

こういう内容の記事は定期に上げてる気がします。
税理士って仕事にとっては、
ここが最重要項目であり課題にもなってきます。

まずそもそもの、会計帳簿を付けることがなぜ義務になったのか?

何ごともそうですが、
義務⇒嫌~とかいう条件反射的な反発心を持ったり、
義務⇒なら仕方ないやるかという生真面目さを持つ前に、
それって「なぜ」義務なのという思考は必要かなと思います。

フランスの歴史

帳簿がはじめて義務になったのは、1673年フランスだと言われています。当時のフランスは不況で倒産企業が続発していました。
帳簿をつけて自分の経営状況を把握している商人と、帳簿をつけないで自転車操業している商人と比較したらその倒産する確率は明らか。
国の政策として、帳簿を付けなさい、「破産時に帳簿を裁判所に提示できなかった者は死刑に処す」という罰則が出来たらしいです。

日本の歴史

日本の帳簿の起源は江戸時代だと言われています。
明治維新後に西洋式の簿記の知識等が広まり、明治23年に商法(現法会社法)が出来て商売を営む者のルールが明文化された。

何で帳簿を付けるのか

良い経営をするためです。

帳簿を付けても経営良くならないよ⇒帳簿を上手く活用できていない

私が今やっているダイエットも同じで、
単純にカフェ・オレを飲まなかったらだけで痩せられるのかといったら、そうではない。
痩せるという目的のためにやるべきことの一つ。
帳簿を付けるのも、良い経営をするという目的のためにやるべきことの一つ。

高知県立のいち動物園のハシビロコウ

無意味に帳簿を付けていないですか

他人に帳簿を付けてもらって自分は全く見ていないと意味なくないですか。

帳簿を付ける意味としては自分が経営状況を把握するためっていうのが最重要目的なのですが、
第二の目的としては第三者が経営状況を把握できるようにするためっていうこともある。
例えば、税理士等がその帳簿を確認して色んなアドバイスをもらえてるのであれば大丈夫だと思います。
だけど、そういう帳簿の活用が出来ずに、単純に「義務だから」で終わらせているのであれば、無意味なことに時間とお金をかけてることが勿体ないです。個人的にはそんなことはすぐに止めてもらいたいと感じます。

まとめ

日本の制度の中には、本来の目的が忘れられちゃって、形骸化しかけてはいるんだけど、その上にしがらみや利得や歴史的な重い色んなものが載かっちゃって、歪められた形で存続していることが多くあります。
会計帳簿がそうならないように、本来の目的を人にかわりやすくお伝えしていきたいなと思っています。


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