最初に結論を言うと、あんまり良いとは思わなかったです。

キャラクターが多いし、ストーリーの要素も多い。
「ゲゲゲ〜」だから敵ポジションには妖怪がいるんだけど、戦争由来の”人間の愚かさ”みたいな要素も強くて見方が難しい。

メーンのストーリーとしては遺産相続。
遺書で相続人として指名された人が殺されて…、という、まあありがちっちゃありがちな展開。
妖怪が絡んじゃうので、殺害トリックを推理する、という話ではない。
とはいえ、誰が殺したかというのは話の骨格なので、それは気にしながらコッチは見ているんだけど、登場人物たちはあまりそこを気にしていないご様子。うーん。

そもそもなんであの人が後継者に指名されたんだろう、とか例の薬の作り方の伝承はどうするつもりだったんだろう、とか謎が残りすぎる。
その謎が謎として表に出てこないし…。
たぶん、そういう整合性を考えさせたい映画じゃないだろうなぁ…

評判聞いて見に行ったんですけど、何がそんなに良いと思われているのかは、分からなかったです。