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日記・20年前のPS2がついに壊れたと思ったら違った

最近プレステ2を久しぶりに遊んでいる。ベーシックスタジオというPS2でプログラミングしてゲームを作れるソフトがあったのだが、今になって触ってみると昔よりもだいぶ理解できるようになっていて楽しくプログラミングできた。ゲームエンジンが進歩した現在、PS2でゲームを作ってもなんにもならないのだが、その無駄さが趣味として良かった。

また、名作ゲームを遊んでおこうと思いブックオフでICOと鬼武者2を買った。ところがこのICOのプレイ中にフリーズが発生するようになり、スムーズに遊べなくなってしまった。読み込みの不具合を疑い、レンズクリーニングを試したが、効果はなくむしろ状態は悪化していった。

僕のPS2は最初期型で発売直後に買ったものだ。発売が2000年だから23年間作動していたことになる。流石にいつ壊れてもおかしくない。

問題を切り分けるため、ディスクの表面をチェックしてみたがとても綺麗でディスク側の問題とは思えなかった。ソフト固有の問題ではないことを確かめるため他のソフトを起動してみたらスライ・クーパーが問題なく作動した・・・かに思えたのだが、メモリーカードを読み込まなくなっていた。これはおかしいセーブデータは存在するはずなのに。

ブラウザからメモリーカードをチェックすると、たしかにスライ・クーパーのデータはあったが、おかしな状態になっていた。すべてのセーブファイルが2つに増殖していた。そして破損したデータがあちこちにあり、削除できなくなっていた。

色々いじくり回して再起動を繰り返しているうちにPS2の起動画面に異常が現れ始めた。起動中にフリーズするようになり、そしてついに起動すらしなくなってしまった。

本体が寿命を迎えたのかと思ったが、どうもメモリーカードが怪しいと思い、おかしくなっているメモリーカードを刺さない状態で起動してみた。するとなんと復活したのである。

なんとかだましだまし操作して壊れたメモリーカードから正常なメモリーカードへ大事なセーブデータを移すことに成功。正常なメモリーカードだけを使うようにするとICOも正常に遊べるようになった。

つまり、壊れたメモリーカードが本体側に何らかの異常をもたらしゲームをフリーズさせ、本体の起動すらできなくしていたということだ。思いもよらない挙動だがそうとしか考えられない。

PS2が故障したときはもしかしたらメモリーカードが故障しているのかもしれない。まずはメモリーカードを抜いて起動するかどうか確かめると良いと思う。

どうやら僕のPS2はまだ寿命があるようだ。あともう少しだけ楽しませてもらうとしよう。

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