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越境します

ボクらが小学校の頃
越境入学ってのがありました。

首から定期券と言う通行手形をぶら下げて
登校して来る同級生。
学校まで歩いて5分の所に住んでいたボクは
越境入学ってのが羨ましく思っていました。

友人にはなぜか越境入学者が多く
友人宅まで遊びに行くと
自分が住んでいる地域とは全然違う
異世界感にワクワクしました。

“越境”という言葉に
憧れをずっと持っていました。

峠を越えると何があるのだろうか。
見たこともない世界が広がっているのでしょうか。
感動と悦楽の世界でしょうか。
違和感に満ちた世界でしょうか。

きっと人類は
越境を繰り返すことで進化し
そうやって歴史が動いてきたのですね。

越境させない仕組みもたくさんあります。
異文化と交わることへの警戒感は
小さい頃から教え込まれているようにも思います。

閉鎖性維持へのこだわりや
他文化接触への恐れ。
国境の存在も越境を妨げるもののひとつですね。

企画のお仕事をしてきました。
越境する意識を持ち続けることが
未来の創造につながるに違いない、と考えます。

峠を越えよう。


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