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「あの時やっておけばよかった」と、いつまでお前は言うんだ?/武藤良英,荒川裕二

はじめに

この本は、タイトルのとおり、「あの時やっておけばよかった」という言葉を言わないようにするためには、どのように考えたり行動すればよいのかを物語を読みながら知ることができる本です。また、読んだ後めっちゃ熱くなります!ぜひ読んでほしいです。
今回は、この本の中で、気になったフレーズを抜き出して紹介していこうと思います。

その前に

この本の中で気になったフレーズを紹介する前に、この本の大まかなストーリーを紹介します。この本の主人公は電話やFAX、コピー機を販売する会社に就職した3年目の25歳で、今まで、普通の高校を出て、普通の大学に行き普通の会社に就職したごく一般的な普通の青年です。
ある日この青年の高校時代の同窓会があり、そこで、高校時代に仲の良かった友人の2人と再会します。この友人たちとは、高校以来あっていませんでした。高校の時は主人公と変わらないような一般的な普通の高校生でしたが、この時に再開した友人たちは全然違く、会計士となり、いきいきとしている姿に主人公は圧倒されました。圧倒され、落ち込んで帰路につき、家に帰り、その日に眠るとき、高校時代の夢を見ました。その夢の中で高校時代の友人と自分との差ができた原因はとある塾に入り恩師と呼べる方にあったことだとわかりました。
この物語では、高校時代の夢を通して、塾に通っていたらこんな風になっていたということと、今生きている現実ではどんなことをするべきか、どんな行動をすればよいのかを夢を通して、考えて実践し、主人公の現実が変わっていく物語です。

「まず目的地を決めて、『目的地の情報』を集める。そうすると、『目的地の行き方』も見えてくる。」

この言葉は、夢の中で高校時代に、塾に入塾することになり、高校時代の主人公が「勉強のやる気が出ないけどどうすればよいか」という相談を恩師と呼ばれる方にしたときに話していたことの一部です。
ここでは「情報」の大切さについて話をしていました。
世の中は結果がすべてであり、やみくもに努力をしたとしても、最初は頑張っていると評価されたとしても、最終的には評価されない。だから、やみくもに頑張ったとしても結果が出ないため、「自分はダメだ」と思ってしまい、やる気がなくなってしまう。
そうならないために、目的地に対して、有効な努力をするために、目的地を定めて、目的地の情報を集めることにより、有効な努力の方法(目的地の行き方)が見えてくる。

「やるなら逃げ道を作らず、ガムシャラにやれ。逃げ道を作って逃げ腰でいるうちは、結局本気でやる気がないということだ」

これは、主人公が入社したての頃に、上司から言われた言葉。主人公が大きな目標を立てたときに、自分にはできるか不安になっていた時に思い出した言葉。個人的に、この言葉はすごく響きました。まじアツいです。

「できないじゃなくてやらないだけだろ」

これは主人公が、夢の中で過去の自分に対して投げかけた言葉です。過去の自分が、塾に入ることに対して躊躇していた時に、主人公が投げかけた言葉です。主人公は今まで、変わりたいと思っても、無理、自分にはできないといって逃げてきていました。そのことに対して、できないじゃなくてやらないだけだろと活を入れた場面です。そのあと現在の主人公も俺も逃げないと約束しました。
まじでアツいです。

「これも聞けば当たり前のことのように思うけど、実行している人を僕はほとんど知らない。特別な努力じゃなくても、ちょっと勇気を出してこの行動をするだけで人生は大きく変わるのにね」

これは、高校時代の主人公が、自分の夢に対して、誰に相談するべきかを相談したときに恩師からかけられた言葉です。それは、もうすでに夢をかなえている人に相談するべきと恩師は言っていました。理由は、もうすでに夢をかなえた人はかなえるためのやり方を知っているからです。ただ、そうは言っても、実際に夢をかなえた人に自分の夢の相談をするのは、勇気がいるし、恥ずかしいと感じてしまうと思うけど、その恥ずかしさなどを乗り越えることで、人生が大きく変わると恩師がいっていた場面です。

「僕たちは、もっと目の前の、奇跡の確立で出会ってくださっている一人ひ一人を心から大切にし、自分という存在を証明してくださる、200人の素晴らしい友達一人一人に心から感謝し、その一人一人を心から感動させられるような存在に自分がなればよいのではないか」

これは、高校時代の主人公に恩師が感謝の大切さを話したときに言った言葉です。自分と相手との関係がうまくいっていないとき、実は相手の周りの誰かとうまくいっていないことがあります。その相手の周りの人も会社などの外的要因からストレスを抱えていてうまくいっていないことも考えられます。そんなとき、自分が相手に感謝を伝えることで、相手の周りの人にも伝染し良い影響が出ます。そのようなことから、自分が関わるひとすべてに感謝を伝えることで、物事がより良い方向に進んでいくということです。

「その人のことを知り、その人のことを本当に好きになることだと思うな」

これは、現在の主人公が全国でトップの営業マンになるために、同期で一番出世をしている人に相談したとき、その同期からかけられた言葉です。人にはそれぞれ今まで生きてきたバックグラウンドがあり、一人一人にストーリーがあります。それを知れば知るほどにその人のことを好きになり、その人のために尽くそうと思えてきて、その人と親しくなることができます。それが仕事の成果につながるということです。

「悩みに悩んで、ある時気づいた。というか、うすうす気づいていたことに真正面から向き合ってみた。自分の人生じゃないか。自分がやらなきゃ誰がやるんだってことに」

これも、現在の主人公が、出世している同期に相談したときに投げかけられたことばです。主人公が、その同期が昔全然ダメダメだったのに何でいま出世できるほどに変われたのかを質問した時に、その同期から返ってきた言葉です。これはまさしくそのとおりで、自分の人生は自分がやらなければ何も変わらないということに改めて気づかされました。まじでアツいです。

最後に

以上で、この本の紹介は終わりになります。
僕はこの本を読んでものすごくアツい気持ちになりました。
アツい気持ちになりたいかた、ぜひ読んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。



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