「老年について」

紀元前150年の古代ローマでも、84歳まで生きたのか。

老年の意味なんて考えてたら、なんだか一気に老けるような気がして…読まなきゃよかったよ。

この時代から、老けて動けなくなって死んでいくことに対して、アレコレ考えていたんだねぇ。

キケローこと大カトーは、老年が惨めになる理由として、①公の活動から遠ざかるから、②肉体が衰えるから、③年寄りには快楽がないから、④死がすぐ近くにあるから…の4つを挙げる。

「人は皆、老齢に達することを望むくせに、それが手に入るや非を鳴らす」というが、そうかなぁ。

老年に対する不満は、その人の本来の性格であって、年齢のためではなくて、愚か者は己の欠点や咎(トガ)を老年のせいにするという。

また、来るべき死について、もし魂をすっかり消滅させるものならば無視してよいし、魂が永遠にあり続ける所へと導いてくれるものならば、待ち望みさえするべきだとしている。うーむ。まだわからんよ。

老後への備えは、健康ばかりではなく、若い時から継続して何かを学び、あらゆる思考を豊かにすることかもしれない。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。