「あなたを陰謀論者にする言葉」

最新のオカルティーから、その系譜までを網羅して解説した新書。

60〜70年代のヒッピーやサブカルから始まり、ニューエイジ、ニューソート、スピリチュアル、精神世界、オカルトブーム、自己啓発とマルチ商法、そして、最近の都市伝説、陰謀論、Qアノンまで、よくぞこんなにトンデモ系が生まれて、イタい人らがハマっていくものだね。
いつまでも、どういう精神構造をしてるんだろう?

俺はせいぜい70年代のオカルトブームの頃、「ムー」愛読少年だったくらいだけど(フツー、大人になれば“卒業”していく)、アブないのは、癒し(特別疲れてもいないくせに)やパワースポット、スピ、陰謀論の影に隠れ、環境保護や健康志向の仮面を被って、金儲けを目論む繋がりのある連中が近寄って来ることだろう。

自然派とスピとマルチ商法は、その出自からして近く、さらにスピと陰謀論は相性が良いから容易に合体してる。反近代合理主義、反科学的技術的思考とオカルト、擬似科学も相性が良くて、さらには保守反動、ウヨクともよく合体してる。

別に、何を信仰しようが、個人の自由でけっこうなことだけど、やっかいなのは、この“幸せ”を分けてあげたいと考えてしまうことだ。それに信仰するものを基準としてしか考えられなくなってしまう。つまり、トコトン、アタマが悪くなる、イタくなる、バカになってしまうということだ。俺は、そういう下っ端のバカを揶揄するのが楽しかったりするけど。

しかし、表があれば裏があるように、オカルティーも一つの裏(サブ)カルチャーとして、人間の歴史と共にあるものだと考える。オウムでも懲りずに。

そういえば、反ワクチンカルトはどうしたろう?国民の7割(だっけな?)が接種済みでどう思ってるのかな?
彼らの思考の根拠になるのは、自分で勉強して調べることなどせずに、ネットの情報だったり、動画サイトだったりするから笑っちゃうけど。

画像1

画像2


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。