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黒澤友貴の日報

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マーケティングの仕事をしたり、NPOの仕事をしたり、北欧に視察へ行ったり…領域を越境しながら生きている中での学び・発見を書いたことのまとめマガジン
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#読書

独学力を磨くヒントの続き

※この記事はNewsPicksのトピックス「マーケティングの外から学ぶマーケティング」に書いた記事を、noteコミュニティ向けに要素を付け加えた内容です。 最近、生成型AIは「独学力格差」を生むのでは?と考えています。 現時点でも、かなり差が出てきていると感じていて、これからもっと大きくなりそうな予感です。 となると、「独学力を磨く」「自分で学ぶ方法を学ぶ」ことが大切だと考えています。 とくに、マーケティングの仕事は「新しいことを学ぶ」の連続なので、独学力を意図的に磨

マーケティング思考は、ビジネス書の外に出ることで磨かれる

2022年最後の投稿になります。 自分は本を読むのが大好きなので、1週間に3~4冊・1ヶ月に15冊くらいのペースで読みます。 プロジェクトテーマに関係ある書籍は、忙しくても読むようにしています。書籍に凝縮されている情報は、ネット情報では太刀打ちできないと思っているので。(自分が本を書いてみて、余計そう感じるようになりました) なので、年間で単純計算で180冊くらいは読んでいることになります。 年末に読んだ書籍を振り返ることは、 ・自分がどんなテーマに向き合い ・何を試行

大きな問いをもった仕事

今日は大袈裟なタイトルになってしまいましたが、忘れてしまわないようにしたいことについて。 大きな問いをもって仕事ができているか? 歴史に名を残しているアート作品、デザイン、成長している企業の戦略の裏側には、「大きな問い」があると最近感じています。 全ての人が問いをもって仕事をしていると思います。 ・なぜ、この課題が解決されていないのか? ・どうやってこの課題を解決できるのか? ・誰に伝えると良いのか? etc 問いをもって仕事をすることが大切なのは間違いないですが、

観察力とは、違和感に気づく力

最近は、「観察力」を高めることが個人的なテーマであり、関心ごとになっています。 なぜ観察力に注目しているか? フレームワークやデータと向き合って分析をすることだけでは、今までにない新しいものや、違いをつくるアイデアは生まれにくい・・と感じることが増えたからです。 最近読んでいる知覚力を磨く――絵画を観察するように世界を見る技法によると、人が考える基本プロセスは、 ①知覚→②思考→③実行 この3つに分けられると紹介されており、思考する前段階の、何に疑問を持って掘り下げよう

1のインプットで10のアウトプットは出ない

知の巨人、立花隆さんが先月末に亡くなられた。心よりご冥福をお祈りします。 インプットやアウトプットのスタイルに多くの影響を受けていて、ビジネスの世界でも生きています。 知の巨人のインプット・アウトプットスタイルから学んだことを書いていきます。 指定校推薦で大学が決まって、暇を持て余す中でブックオフに立ち寄り、たまたま手に取ったのが、立花さんの東大講義がまとめられた本でした。 大学入学前に立花隆さんの本を読めたのはラッキーだった。情報との向き合い方の基準を立花さんはつく

自分の消費体験をトレースすること

ここまで自分自身の心のツボを見つけるスキルを磨く方法を紹介してきました。心のツボを探り当てるには、1人の客としての自分の行動や感情、意識に目を向け、克明に再現すること、これらを生み出す自分の心理を深く理解することが欠かせません。一流のマーケターになる前に必要なのは「一流の消費者」になることなのです。 鹿毛康司さんの著書「心」が分かるとモノが売れるからの引用です。 こちらの書籍は、最近読んだマーケティング関連の本の中でも、ダントツトップで心に響きました。 マーケティングの

マーケティングをシンプルに考えよう

マーケティングとは何か? この質問に対して千差万別の答えが返ってきそうです。 マーケティングは販売を不要にする。byドラッカー 最近感じていること。 マーケティングが複雑化し過ぎていて、やけに難しくなっているということ。 マーケティングの手法は山のように出てくるし、新しい言葉が次から次へと登場します。 で、結局マーケティングの仕事、マーケターの役割とは何なのか? 最近シンプルに考えることば全てだと考えるようになりました。 マーケターの役割マーケターの役割って、

睡眠こそ最強の解決策である

「睡眠こそ最強の解決策である」マシュー・ウォーカー https://amzn.to/2RGyElD 2019年が始まった。 後厄も終わり、40歳もすっかり超え、2019年を新たな気持ちと生活習慣で迎えるべく、健康に関する本を色々を読み漁っている。 マシュー・ウォーカーの「睡眠こそ最強の解決策である」はその中で読み応えが有り、一日24時間を過ごすにあたり多くの時間を過ごす睡眠がいかに健康的に人生を過ごすことに重要かを多くの事例をもって教えてくれてる本である。 一つの

同じテーマの本を3冊読んでみてはどうかという話

「同じテーマの本を3冊読むと良いですよ」ということを,よく言っています。これは,小説などを読むときの読み方ではなく,知識を定着させるための本の読み方の場合です。 小説の場合には,新しいストーリーや展開を楽しむものですから。もちろんシリーズものもありますが,それでも同じようなストーリー展開というわけではないと思います。 ですので,ここで書くことは知識探求型の読書についてです。 あるテーマについて書かれた本を1冊読むと,その中にはためになりそうなことがあれこれと出てきます。

【書評】黄金のアウトプット術 インプットした情報を「お金」に変える

今日は久しぶりの書評です。というのも、読んだ本が書評サイトHONZを運営する成毛さんのものだったから。 黄金のアウトプット術 インプットした情報を「お金」に変える こんな人にオススメ読んでみて思ったのは、アウトプットを出したい!Twitterもやりたいし、noteも書きたい!けど続かない・・・と感じている人には必読だということです。 この本には、アウトプットを出しましょう!という精神論だけで終わらず、アウトプットを出すコツ(著書の成毛さんがご自身のインプット⇄アウトプッ

『ペア読書』という最強の読書法を見つけたので図解します。

この読書法は @shosemaru くんと二人で見つけたんですが、あまりにもめちゃくちゃいいので、「この読書法で、本が一冊書けるよね」と言ってたりしました。 内容としては非常にカンタンなので、とりあえずさくっとnoteで図解します!コレを読んだ出版社の方はすぐオファーください! 前提僕たちは『本は、それが持つ価値に比べれば、ほぼ無料みたいなもん。買えば買うほどよい。』という価値観をもっています。 Amazonでノータイムで本買っちゃうよ!って人は、このnoteでハッピー

好奇心をチャージする本を読み返す

人生を楽しむ、仕事を楽しむために必要なのは好奇心。 仕事を楽しんでいる人たちは、みんな好奇心が旺盛だ。僕が尊敬するイノベーションの鬼・濱口秀司さんも好奇心こそ仕事の基本だと言っている。 今日は好奇心をチャージするための2冊をご紹介。実家で本を整理していたら出てきました。 明日から枕の横に置いておこうかな。 ①レオナルド・ダ・ヴィンチの手記 上・下 (岩波文庫) タイトル通り、レオナルド・ダ・ヴィンチのノートに書かれていた内容の全貌がまとめられている。 書いてあ