マガジンのカバー画像

黒澤友貴の日報

434
マーケティングの仕事をしたり、NPOの仕事をしたり、北欧に視察へ行ったり…領域を越境しながら生きている中での学び・発見を書いたことのまとめマガジン
運営しているクリエイター

#日報

自分の仕事に「健全な怒り」はあるか?

最近は、アート思考とは何かを考えています。 自分の頭の中を整理するために書いたnoteがこちら。 もう少しアート思考について深掘りしていきたいと思います。 「アート」ならではの思考とは何か?アーティスト特有の思考って何なんだろう・・・と考えているのですが、一つに「怒り」の感情があるのではないかと考えています。 アーティストは怒りを内省して表現につなげる どういうことか? 例えば、ベートーヴェンは、難聴の苦しみや、当時ヨーロッパ全体の自由を抑圧する空気感への怒りから、

良いBefore→Afterコンテンツが生まれる仕事

今日はBefore→Afterコンテンツについて考えていきます。 Before→After、いわゆる成功事例コンテンツをつくることは、どんなビジネスでも重要です。 どの企業も成功事例づくりには一生懸命になっていると思います。 おそらくみんな感じていること。 世の中の成功事例コンテンツはつまらない。 数字の変化だけ切り取られている形式的なBefore→Afterコンテンツでは誰も動かない。 良いBefore→Afterコンテンツとは?良いBefore→Afterコン

アイデアというのは複数の問題をいっぺんに解決することだ

今日は、「良いアイデア」について書いていきます。 良いアイデアを考える上で、自分が好きな言葉があります。今日のタイトルです。 アイデアというのは複数の問題をいっぺんに解決することだ これは、任天堂のゲームプロデューサー、宮本茂さんの言葉です。 今日ニュースを読んでいて、この記事が目にとまりました。 まさに「アイデアというのは複数の問題をいっぺんに解決することだ」を体現している事例だと感じました。 素晴らしいアイデア:食べられるコーヒーカップ アイデアのポイント ・

外部環境に振り回されないために、外部環境を理解する言葉を知ろう

今日は「外部環境を正しく把握する」をテーマに書いていきます。 マーケティングの世界では、外部環境を分析するという言葉がよく使われると思います。 皆さんも下記のような言葉を使うことあると思います。 ・マクロ環境を分析する ・ミクロ環境を分析する ・トレンドを理解する etc これらの言葉の違い、自分の中で持てていますか? もし持てていないようであれば、とりあえずの情報収集が増えてしまう危険があります。 たくさん調査・分析をするけど、あまり戦略や実行につながらない・・

発信力を鍛えたい時は、これから成長するメディアを選ぶこと

今日は「発信力を高めるためのメディア選定」をテーマに書いていきます。 発信力を高めるためには、この2つが重要です。 ①良いコンテンツをつくる ⇅ ②良いメディアを選ぶ 良いコンテンツをつくっても、そのコンテンツを届けるメディア選定ができていないと成果は出ません。 この②の良いメディアを選ぶ重要性とメディアを選定するポイントについて考えていきます。 最重要ポイント:これから成長するメディアを使い倒す 個人的な経験としても、この「これから成長するメディアを使い倒す」が重

行き詰まったら「逆張り」戦略を考えてみよう

今日は「逆張り」戦略の可能性について書いていきます。 逆張り戦略とは? 株式投資の世界で使われる言葉です。 逆張り (ぎゃくばり) 投資手法(スタンス)の一種で、相場の下落局面で買い、上昇局面で売るという投資手法です。株価が適正水準よりも大きく下落したときに買いを入れて、反発したところで売るというような、一見、相場の大きな流れに逆らって動くような投資スタンスです。反対に、相場の上昇局面では買い、下落局面では売るという手法を「順張り」といいます。 SMBC日興証券 初めて

マーケティング戦略はビジネスモデルに依存する

今日は、マーケティング戦略を考える上で「ビジネスモデルの重要性」について書いていきます。 このテーマで書こうと考えたきっかけは、下記の記事でした。 イオンの78円ビール「バーリアル」が累計20億本も売れているという内容です。なぜ売れているかというと、「品質と低価格を両立しているから」ということです。 この記事を読んで、え!?と思ったのは自分だけでしょうか? 品質高くて低価格って、そりゃ誰もが目指したい商品価値ですが、そんな簡単にできないですよね。 なぜイオンは、低価

マーケティングトレースのマーケティングトレース

今日はマーケティングトレースのマーケティングトレースをやります。 どうしたいきなり? 昨日に書籍のタイトル案についてTwitterでご意見募集をしたところ、本当にたくさんアドバイスを頂きました。Twitter最高です。 タイトル案を公開しての大反省書籍のタイトル案だけ出してしまい、そもそもマーケティングトレースをどう広げていこうと考えているのか? つまり戦略をお伝えしていなかったことを反省しています。 普段自分自身が戦略なしに戦術に走ってはいけないと言っておきながら…

競合調査に意味を感じない時は、競合定義が間違っているという話

今日は「競合」をテーマに書いていきます。 マーケティングの仕事をしていると競合調査をすること多いです。 みなさん、競合調査を戦略に活かすことができていますか? 意外と競合調査をしているけど、戦略とつながっていないな・・と課題を持たれている人が多い印象です。 ということで、競合調査が表面的にならないための方法を整理しておこうと思います。 競合調査を3つのプロセスで考える競合調査と一括りにすることは難しく、3つのプロセスに分けると取り組みやすくなります。 ①競合を定義

ヒカキンに学ぶ自分の環境をコントロールする力

今日は自分が成長するために「環境をコントロールすることの重要性」について書いていきます。 ヒカキンがこちらの動画で素晴らしいことを言っていました。 ※ぜひ、まずは見てみてください。 この動画で言われていることをまとめてツイートしたのがこちら(プチバズりました) ヒカキンのメッセージ要約 ①1位の人を徹底的に真似る ②仕事道具に投資しよう なぜヒカキンはこんなことを言っているのか?を考えてみました。 人の成長は才能より環境要因が大きい成長が早い人は、目標に合わせて自

マーケターの役割は組織に適切な意思決定を促すこと

今日は「意思決定」をテーマに書いていきます。 どんなに良い戦略があっても、意思決定がされなければ意味を成しません。 仕事の基本プロセス 戦略を定める→意思決定する→実行する→市場組織浸透 意思決定が必要なことは誰もがわかっていることですが、世の中には間違った意思決定が多く存在すると思っています。 エイヤー!!!!! と決めてしまっている意思決定はみなさんの周りにも多くありませんか? マーケティングの仕事でも、理想の戦略・戦術まで考えられているのに、意思決定が促せなく

ジョブ理論を活用して顧客の解像度をあげる方法

今日は「ジョブ理論」をテーマに書いていきます。 自分は、マーケティングを考える時の視点を大きく2つに分けています。 ①市場起点で考える(鳥の目でみる) ②顧客起点で考える(虫の目でみる) 視点を意識的に切り替えると、戦略がマンネリ化しなくなると考えています。 ①市場起点で考える市場起点(鳥の目)で考えるフレームワークは、普段マーケティングトレースで推奨している基本5フレームです。 よくマーケティングのフレームワーク基礎で紹介されるものですね。 ②顧客起点で考えると

「PDCAサイクル」ではなく「R-STP-MM-I-Cサイクル」を回すと考えてみよう

今日は、マーケティングに限らずビジネスパーソンであれば誰もが使う「PDCAサイクル」という言葉をテーマに考えていきます。 PDCAサイクルについての説明は不要かと思いますが念のため。 P:Plan計画 ⇅ D:Do実行 ⇅ C:Check確認 ⇅ A:Action再実行 これですね! PDCAの大切さは、当たり前に言われます。 自分自身もPDCAの大切さはわかっているのですが・・・仕事でPDCAを回そう!と意気込んだり、PDCAを回しましょうとチーム内で共有しても、

コンテンツは簡単に模倣されるけどコミュニティは模倣されにくいのでは?という仮説

今日は昨日に引き続き、「コミュニティ」をテーマに書いていきます。 昨日の #マーケコミュ総会 から、なぜ「コミュニティマーケティング」という領域が注目されているのかを考えていました。 コミュニティには何の価値があるのでしょうか? 今日出した結論から。 ・コンテンツは模倣される ・コミュニティは模倣されない とういうことか? 詳細を書いていきます。 コンテンツは模倣される現代は、コンテンツ単体では競争力が持ちにくい環境になっていると感じています。つくったコンテンツ