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変えられないものは比べない

先日、人がなにかを継続できる理由のひとつに
「競争」という要素があると、紹介しました。

たしかにスポーツ選手のようにライバルと競争するのは、
前向きなやる気を掻き立てるものです。
ライバルや競争相手がいなかったら、
とてもこんな苦しい練習は続けられない、という
スポーツ選手は多いのではないでしょうか?

しかし、競争にはひとつ注意点があります。

それは
「変えられないものについては、比較も競争もしない」
という原則です。

たとえば、自分がどんな家庭に生まれたかということは、
自分の力では変えられません。
ですから「あいつの家は裕福でいいよな」とか
「それに比べてうちは・・・」と考えてもどうにもならないし、
それは競争心ではなく嫉妬心です。

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そして人は、他者を嫉妬すればするほど自分が嫌いになるし、
ストレスがたまってきます。

自分の「変えられるもの」と「変えられないもの」について、
冷静に判断できる目を持たなければなりません。

また、他者と自分を比較するとき、
多くの人は「相手の長所」と「自分の短所」を比べてしまいます。

これでは気が滅入ってくるのも当たり前で、
わざわざそんなところをピックアップして比べる必要はありません。

競争とは、自分と相手が同じフィールドに立ち、
同じルールの下で、同じ地点からスタートすることによって
初めて成立するものです。

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競争は、物事を継続するのに大切な要素ではありますが、
取り扱い方を間違えると大変な目に遭ってしまいます。


☆競争と嫉妬の違い

<比較> 変えられるもの(能力や成果など)⇒競争

<比較> 変えられないもの(生まれや環境など)⇒嫉妬


~30代女性のための心と体の健康アドバイザー~

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