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浪費だと思うその出費は、立派な自己投資

フリーランスになりたい。
そう思って、最近、フリーランスについて情報収集を始めた。

特に気になったのは『お金』。
会社員と違って、フリーランスは毎月決まって給料が振り込まれるわけじゃないし、税金の負担も大きい。
だからこそ、フリーランスには金融知識&お金との正しい向き合い方が必須だと思い、肉乃小路ニクヨ著『価値あるお金の増やし方』を読んだ。

著書は積極的に発信活動をしており、私もYouTube等で彼女をよく見る。そこで、彼女の人生やお金に対する価値観に触れて、私の理想に近い考えをしてらっしゃっる方だと思い、この本を購入した。

今はまだ本を3分の1しか読めていないのだが、参考になる考えが数多くあり、私のお金の使い方を見直すきっかけとなっている。

その中で、私が浪費だと思って罪悪感を感じていた出費は、実は立派な自己投資だったと知り、少し救われた気分なので、今日はそれをnoteに書いていく。


カフェ代

私は自宅よりカフェの方がモチベーション高く勉強できる
人に見られているという緊張感だけではなく、周囲に私と同じよう頑張っている人がいて、彼らを見て「あの人も頑張ってるから、私もがんばろう」という刺激がもらえるからだ。

ただ、お金がかかる…
カフェに行くとコーヒー1杯300~400円。コーヒー1杯で長居するのも申し訳なくて、おかわりをする時もある。そうなると、1ヶ月のカフェ代が1万円超えたりして、案外馬鹿にできない出費なのだ。
無職の私がこの支出を許容して良いのか迷い、現在は出費が抑えられる自宅で勉強することが増えた。

一方で、著者は「一人の時間と場所を確保できたら、8割方勝ち。そのための支出は十分に価値のある費用。だからこの費用は絶対にケチらない。一人で自分の現在・過去・未来の迷い道も道筋が見えて、人生が変わる(意訳)」と言っている。
確かに、私はカフェの方が自分の気持ちと向き合えてる気がするし、そこで思いついたアイディアを実行して、人生を前進させている時が多い。一方の自宅では、一人なので気が滅入りやすいし、誘惑も多いので、カフェよりは集中できていない。そう考えるとカフェ代は立派な自己投資かもしれない。

人生が好転できるのがどちらかといえばカフェにいる自分のようなので、今後はカフェ代の支出はケチらないでいこうと思う。

今年、読書にハマった。小学生ぶりだと思う。
それから図書館に通うようになり、秋にはKindle Unlimited(月々980円で200万冊以上の本が読み放題のサービス(2023年12月現在))を契約。それにより、出費を抑えながら気軽に沢山の本を読めている。

一方で、図書館は人気な本は予約100件超ですぐには借りれなかったり、読みたい本が全てKindle Unlimited対象ではないので、どうしても読みたい本は購入しないといけないのだが、1冊1,500円程で正直高い。「1,500円ならカフェでコーヒー4~5杯飲めるじゃん」と考えて、本の購入を躊躇する時が多かった。

一方で、著書が言う通り、読書は知識のアップデートという観点で一番コスパが良いと思う。これは私も最近気がついた。

現在、私はオンラインスクールに通っていて(毎月16,000円程の支出)、イベントに参加したり、動画視聴で新しい情報をインプットする習慣をつけているが、情報量という観点では本が圧倒的に上。スクールに通うことで、同じ目標の仲間と一緒に頑張れるというメリットはあるが、時間に限りがあるため与えられる情報はあまり多くない。

一方で、本は著者の人生(著書曰く『脳汁』)が凝縮されたもの。著書が「書く」という時間と労力がかけてまで文字化してくれた人生のナレッジを、1,500円程の出費で知ることができるのは価値が高いと思う。
私は現在無職なので、本音を言えば、できる限り本は無料で読みたいと思ってしまうが、それが理由で読みたい本を読まないのは本末転倒なので、本への支出は惜しまないようにしたい。

旅行代

私は旅行が好きだ。
大学の時は色んな国に1ヶ月間ほど滞在したり、社会人になっても友人や家族と毎年数回は旅行にいく。だけど、私は旅行は一時的な現実逃避手段=浪費だとも思っていた。

一方、著書は「旅も有意義な自己投資」だと語る。
人は日常にいると思考停止に陥るため、旅をして非日常を経験することで、日常を俯瞰できて、そこから気づきと自己変容が生まれると。

そう言われてみると、私にもその経験がある。
今年春、四国に住む友人に会いに行った際、私は地方の生活に魅力を感じたと同時に、東京で身も心も削りながら働く自分を客観視し「このままではダメだ」と思うきっかけをもらった。それもあり、今年秋に北海道移住ができた。

これが、著者の言う「旅による気づきと自己変容」であろう。
そう思うと、今まで現実逃避の手段でしかないと思っていた旅が、価値の高い自己投資と認識を改めることができる。これは自分にとって良い発見であった。

来年も大好きな人と積極的に旅にいきたいと思う。


お金との向き合い方は難しい。
年金がもらえない、老後2000万円問題などを聞くと、今からできる限り貯金しておいた方が良いかもと思うが、そうなると上手な自己投資ができず、人としての価値を下げかねない。

著者も言う通り「どうしたら自分が幸せになれるかを知っていること」が、お金を使う上では最も重要だと思うので、これからもとことん自分と向き合って、自分を好きになり、自分のためにお金を使っていきたい


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