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その声は届いてるのか〜52ヘルツのクジラたち〜

※ネタバレ含む

生てると、自分ではどうしようもできなき
渦がやってくることがある。

もがき逆らい、なんとかしようとして
出口が見えずそのうち、その状態が
当たり前になり、そこに疑問を持つことが
おかしいことのように感じてしまう。

そう、、自分が悪いとおもう
もしくは、その状態が、当たり前と思って
抜け出せなくなる。

心を支配されてしまうのだ。


「52ヘルツのクジラたち」

母に虐待や、搾取をされて生てきた
主人公貴瑚。
母の一言で、もう生てる意味さえ
わからなくなった時に出会ったのが、
岡田安吾。

彼との出会いで彼女は少しずつ
自分を取り戻していくのだが、、


52ヘルツのクジラとは、
仲間には聞こえない音の鳴き声を
出すクジラ。どんなに声を出しても
周りのクジラには聞こえない。

孤独に生ていくクジラ。
この声を聞くと、孤独に感じてるのは
一人じゃないとおもい、安心するのだと。

この話を安吾がした時。
彼の深い悲しみ、孤独を感じた。
そして、その深さゆえに、主人公の
貴瑚の、心の声をわかるのだと。

誰にも届かなかった
助けての声。
ようやく届いた、その声。

だがしかしその先に待ってたのは、、、





理解されない、孤独の中にいるって
どれだけ辛いだろうか。
人と違うことが、こんなにも、
自分自身を苦しめてしまう。

でもそんな苦しみの中でも

貴瑚の幸せを願い続ける
安吾。

どれだけの愛か。
どれだけの想いが。

そんなことを思うと涙が止まらない。


孤独を持つもの同士だからこそ
届く声がある。

それこそ魂の繋がり。
本当の繋がりは、恋とかそういうことじゃなくて性別とか、関係なく、存在そのものが
呼応する。

そして、愛をうけとったら
次へまた渡していける。

循環していく。

でも負の連鎖もまた、、同じことが起きる。

その人の本質を見ようとしないから
気がつけない。
それを自分の価値観で見ることで
相手を苦しめてしまう。
世間の目。

失うまで、気がつけない。
失ってからでは遅い。


でも失ってから気がつくのが
人間なのかもしれない。

今目の前で生きてくれてる人がいる。

もうそれだけで、奇跡なのだ。

そんなことを感じつつ。

だからこそ、大切な人には
想いを伝えていこう。

私の中でとても大切な作品と
出会えました。

今日という日を大切に
生きていきたいと改めて感じさせらました。

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