私が感じた「つながり」について
「つながり」という言葉があまり好きではなかった。というか、ぴんときていなかった。もともとあまり人とつるんで行動したりするのが好きではなく、基本的にはソロ活動が多い。交友関係も広くはなく、その友人ひとりひとりも、それぞれソロ活動が好きな人たちだったので、友達の友達はみな友達みたいな世界は私にはなかった。数少ない友人と付き合っていくのが好きだった。
「つながり」という言葉が気にかかるようになったのは、東日本大震災がきっかけかもしれない。あのとき「絆」という言葉がさかんに使われて