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フリーランスになる前に会社員経験をした方が良い理由4つ

みなさんこんにちは。フリーライターのつじです。

先日、yahooさんのコワーキングスペースLODGEで大学生の子と会話をする機会がありました。さまざまな社会人に囲まれて会話をしている中で、彼は私にも質問をしてくれました。

彼は「フリーランスで大変だと感じること」を私に聞きたかったようですが、私はフリーランスになってから給料が下がったこと以外は特に大変と感じたことはありませんでした。それは会社員経験をしてきたからだと感じています。

しかし「会社員を経験していなくてもフリーランスにはなれるし!」と思う方も多いかと思いはず。

仰るとおりではありますが、それでも会社員経験をしてからフリーランスになることを私は推奨しているため、今回はその理由をご説明できたらと思います。

就活中の学生さんや、フリーランスとして働く前にどんなことが大変かを知りたい方もぜひ読んでいただけたら幸いです。

フリーランスになる前に会社員経験をするべき理由は?

近年、フリーランス人口が増えてきており、幅広い業種のフリーランスが増えています。法人としっかり取引をして会社のように機能しているフリーランスや、業態が明確ではないフリーランスまでさまざま。

私が目指すのは前者の「法人と取引をできる、会社のように機能しているフリーランス」です。法人のことを知るためには、法人の働き方を知る…つまり会社員を経験することが大切だと考えています。

具体的な理由はこの後に説明できたらと思います。

理由その1.組織の決裁フローや動き方が分かる

フリーランスになると、決裁権は基本的に自分のみ。チームで動く場合はも少人数が多いため、決裁スピードは会社よりも迅速になります。

一方、組織となると窓口の人から上長への決裁が必要になるため、日数を要することが多々。このリードタイムを読まずに仕事を進めると売上に影響がかかることも…。

また、業務委託や請負の契約書が必須。打ち合わせ後の案件の決裁フローや契約書の読み方や送り方などを把握することによって、業務にかかる工数も少なくなり、相手に与える印象も良くなります。

自分の仕事をスムーズに進め、相手に迷惑をかけないためにも会社の決裁フローや動き方はキチンと学んでおきましょう。

理由その2.ビジネスマナーや立ち振舞が身につく

社会人になると多くの会社が名刺交換やビジネスメールの送り方、電話対応などのビジネスマナーを教わる機会が生まれますが、フリーランスになると全て自分で学ばなければなりません

自分で調べて学べば良いじゃん」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、調べて学ぶのと経験者から教わるのでは大違い。現場で学べることは多くありますし、身につかなければ学んだことにはなりません。

会社で1年間ほど勤めれば流れなども分かってくるかと思うので、いろんな会社の内情や勝手を調べたり学んだりできます。

自分の勤め先でビジネスマナーを学べば、フリーランスになった後でも「この人は会社勤めの人に合わせて振る舞える人だな」と思ってもらえますよ。

理由その3.事務関係を自分で簡単にこなせるようになる

フリーランスになると、納品物に対して対価を支払ってもらうために、請求書を送ったり契約前に見積書を送ったりする機会が増えます。

この請求書に書く内容や雛形はどうするか。送付方法は郵送かPDFか。また、月初の何営業日までに送らなければならないかなどを確認して作成をする必要があります。

今は会計ソフトなどに搭載された雛形をもとに請求書を作成していますが、私は会社勤めのときに請求書を自分で作成していたため、雛形+何を記載すればいいかを調べる手間を省いて送付することができました。

自分で調べる手間を省き、現実的にどんな雛形がふさわしいかをしっかり知るためにも会社員経験は必要かなと思います。

理由その4.繁忙期などが肌感で分かるため相手に不快感を与えない

はい、これめっちゃ大事!!フリーランスは年末年始や夏季休暇などを設ける必要はありませんが、会社には年末年始の休暇や夏季休暇があります。

また、担当さんが有給をとっており連絡がとれない日も発生することもゼロではありません。月内に納品するものを大晦日に納品したり、年始のお正月に連絡をしたり。これはさすがに常識はずれです。

会社員経験があれば、肌感で「そろそろ夏季休暇…」や「年末年始の休暇日を聞いておこう」など判断してスケジュールを調整できます。

また、月末月初は請求関係でバタバタしている会社も多いですし、新年度の第一営業日には入社式や懇親会などを行っている会社が多く連絡が途絶えることも。

こういった肌感をしっかり身につけることで、お互い不快な思いをせずに仕事をすることができます。会社と契約をして働くためには会社の空気感やスケジュール感を学んで仕事することが大切です。

法人とキチンと取引できて初めてフリーランスで働いていると言えるよ

今回は、ある大学生に聞かれた質問をきっかけに感じたことを書いていきました。新卒で起業やフリーランスとして働こうとする人も増えており、やりたいことにまっすぐに進み行動することは素晴らしいことだとは思います。

ですが、根本のビジネスマンとしての立ち振舞やマナーがキチンとしていないとそもそも相手にされません。これは、新卒だけではなく社会人の方や会社勤めの後にフリーランスになった方も然りです。

仕事で信頼感を得るため、そしてスムーズに取引などを進めるためにも一度会社員を経験するのもアリだとは思います。これからフリーランスになることを検討している方はぜひ参考にしていただけたら幸いです。

そして、この頃なんの仕事をしているかハッキリしない方セルフブランディングを意識していない、なんちゃってフリーランスの方が非常に増えています。

フリーランスは自由に働けるからこそセルフブランディングも大切ですし、堅実に稼ぐことが大切です。他のnoteでもさまざまな話を書いていますのでぜひお読みいただけますと幸いです。

今回の記事がみなさんのお役に立てたら幸いです。また、プライベートに関することなどはこちらで書いています。ご興味のある方はぜひ!

それでは、また。

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