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今日は、親父の命日。

母のとわず語り。


「あんたは、一度も、お父さんのお墓参りに行ってない・・・」と。


それは、言い過ぎだ、私が、お墓参りにいくと、言い出したとき、「変な格好していくな、どこの変なやつだと・・・」と、絶えず御近所さんの目を気にして、阻止された。

それ以来、私は、「変人」だから、お墓参りに行ってはならないと、自然と刷り込まれた。


が、母も、声が弱々しくなって、「お墓参り」のことを言い出す。もう、あの時の言葉は、忘れてしまったようだ。


そうそう、いつも、お留守番役。私は、いつもそうなのだ。


父がもうあぶないという時も、私というeirianが、「無菌室」実家によくない菌を持ち込むから、いつも、「帰ってくるな!!」の連発。


母は、頑固だった。ただ、父は、私が、坊主頭にしたことを酷く悲しんだらしい。

だから、坊主頭の自分の姿を見たら、そのまま昇天してしまうことを恐れて、実家には帰るのを控えた。それ以外にも、私の夫の死に対して、引きこもり状態だった。
あとは、親戚筋、ご近所さんの目、世間体を絶えず、気にする母は、帰ってきて欲しくなかった。自分自身も、少し意識過剰だったかも。母は、カッーとなると、すごい暴言を吐くから・・。近づけませんでした。


そんな理由だった。

コロナが始まり、人々の価値観が変わり始める。
服装も、コロナ前は、「おばあさん」「モンペはいとる!」と揶揄られたが、コロナ最中、既得なご婦人が「あなた、自分で作ったの?素敵!」「いや、これは、既製品でして・・」作務衣の裏フリース、表着物地で、上下。褒められた。


まあ、裾がビロビロしてなくて、ゴムが入っている。今や、若者のカーゴパンツもそうである。


話がそれました。

父の命日。
日を改め、長崎のカステラをお供え用に買っておいたから、実家に持っていくとしよう。

(見切りシールベタばりのもの。そうすると、母、安心するから)




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