保険の手続きで、ある保険会社の綺麗なオフィス。

姉も、風邪をひきながらも、やってきて。

死亡受取人の変更。

身分証明書として、マイナーがいった。

保険屋さんは、何かと、出たり入ったり。

その間、マイナーカードを用意して、その他必要な書類も。

自分の、もののみごと、坊主頭に写真を眺めつつ、姉にも見てもらって。

「そっくりだろう・・親父さんと。」

「うん、そっくり」と頷く姉。

沈黙が・・・・・・・・・・・・・・・。

親父の葬儀は、３月１日。２９日、ご遺体は、実家に預けられていたとか。
２９日は、「友引」だったそうで。

戒名は、「泰道○・・・・」道を意味する名前だった。
親父の名前に関しては、ここ最近その意味を知ったばかりだ。

実は、親父の遺影は、私より目尻りが下がっており、「すけべ爺さん」そのものだった。

だけど、髪は薄くても、短髪ながら、髪はついていた。

で、なぜ、似ているかと言えば、ホクロの位置が同じ、坊主頭だから、余計にそっくり。

親父は、笑顔の時は、笑顔だったようで、なかったようで。デレデレ、ナイスバディの女性には、目尻が下がる。だが、出る言葉と言ったら、よその奥さんでも、「おか〜か、草取りなんかせんでもええ〜、こっち、こっち・・」と、かなり強烈な言葉を吐いていた。