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コンビニ人間

村田沙耶香さんの世界観の虜!

今日も遊びに来て下さって
どうもありがとうございます!
ともみです!

最近本を読むペースと
読書記録を書くペースが
全然噛み合っていなくて
どんどん紹介したい本が
貯まってしまっている
今日この頃でございます

今日紹介する本は
ずっと前から読みたくて
図書館で何度も借りよう借りようと思っていて
今回やっと読むことができた一冊です
(こないだも同じようなこと言ってたぞ)

もうタイトルから惹かれますよね
コンビニ人間ってなんぞ!と
第155回芥川賞受賞作
タイトルだけは知っていて
でも実際読んでみると
思っていたよりも深い本でした!

主人公の恵子さんは
36歳独身のアルバイトスタッフ
コンビニアルバイト歴は18年

そもそも彼女が幼かった頃の言動が
なかなかトリッキーで
そこはネタバレになるので
読んでみていただきたいのですが
子供がするようなことを
しないような子だったので
周りからは
ちょっとおかしな子扱いされていて
それをね
普通にしようとする周りが
かなり異質に見えるのですよ

どちらかと言うと
私も普通の人ではないと自分では思っていて
(変わってるって言われるの嬉しいし)
自由に生きていた人間なので
人と違う考え方を持っている人が
おかしいと言われるこの世の中には
私も疑問を持っていて

それを恵子さんの視点から見ると
それはそれですごい興味深かったです

定職つかなかったらちゃんと職に就けと言われ
独身で居続けると結婚しろと言われ
結婚したら子供を作れと言われ
そんな世の中に私も少し疑問を感じていたので
この本はとても面白かったです

普通ってなんなんでしょうね?

縄文時代が口癖の
白羽さんとの
噛みあっているようで
全く噛みあっていないやりとりが
個人的にはとても好きでした!

「取引と言っても、報酬は必要ありませんよ。あなたは僕をここにおいて、食事され出してくれればそれでいい」
「はあ……まあ白羽根さんに収入がない限り、請求してもしょうがありませんよね。私も貧乏なので現金は無理ですが、餌を与えるんで、それを食べてもらえば」
「餌……?」
「あ、ごめんなさい。家に動物がいるのって初めてなので、ペットのような
気がして」


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