コンビニ人間

分析的に読みたくなる、それで読める本。ストーリーで引っ張るタイプじゃない。

物凄く合理的で本能、自分本位なランキングで動く人が主人公。
人のマネをすることで、和の中に溶け込もうとするところはわかる。中高を思い出す。コミュニティにいるとよくあることかもしれないと懐かしくなった。

バーベキューで相手の気持ちが読めない男が突っ込む。普通側にいると思っているから強気だけど、別に違いはそれだけ。

体も

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四角い箱の中の秩序

コンビニ人間を読みました。読むのは初めてです。

ちょっと変わった主人公は、コンビニで長くバイトをしつつ、その事が周りからはおかしい、まだバイトなのかよ、結婚しないのかよ、恋愛とか興味ないの?とか言われ、それが果たして正しい事なのか、全く理解できないような人。世間と自分の距離感をずっと不思議に感じつつ、生きています。
ある日、コンビニに新人として新しい人が入ってきます。その人は「一般的視点」から見

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「コンビニ人間あらわる」

「コンビニ人間」(村田沙耶香著、文藝春秋、2016)

(※多少のネタバレ有り。ご注意を)

■ 1、あらすぎる、あらすじ

子供のころからちょっとおかしな主人公、大学生のころから18年間同じコンビニのアルバイトをして生活をしている。「コンビニの店員」でいることで、普通の人間でいられると感じて生きてきた。親の心配、結婚、就職など周囲のプレッシャーに対して楽になりたいと考えている、そんなとき、コンビ

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『コンビニ人間』読書感想文

最初に謝っておくと私はこの作品をきちんと読んでいない。最初の1/4と最後の場面を読んだだけ。都合が悪くって。でも、せっかく触れ合ったのだから何か残さないともったいない!

『人間失格』と似てる?

読んだ後に最初に思い浮かんだのは太宰治『人間失格』だった。人間らしい営みが理解できない主人公、最後までその営みを理解することは叶わず人間ではない存在になってしまう。その人物が自分の心中を吐露しているのだ

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読書感想文「コンビニ人間」村田沙耶香

これは「普通になりたい」と思ったことがある人ための本かもしれない。

ってことでこんにちは、てつしです。
「普通になりたいなあ」とか「自分ってズレてるのかなあ」とか思ったことはありますか?
もしあるなら、読んでみる価値はあるかも。

(ここから先はネタバレを含みます。ネタバレが面白さを損なう作品ではないですが念の為。)

芥川賞もとっているし、話題書だから読んだことある人も多いのではと思います。

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コンビニ人間

本書では主人公が異常な人物のように描かれているが、私には羨ましく感じた。

飽きずに続けられる仕事、体に染み付くほどの経験・それに基づく感覚を持ち合わせていること、生きるモチベーションとなる仕事、明確な判断基準。これらに気づくことが出来たから。

だから、主人公のように自分の内側の声に耳を傾けることを大切にしていきたい。

一度仕事を辞めて、本当に無になった時、周りからの影響を受けなくなって、やっ

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コンビニ人間/綿矢りさ

自分は小学校から同じ学校にいる。少し詳しく話すと小、中、高と繋がる学校の中で進学を続けてはや11年目となる。
こんな環境にいる人と共感する事は人生においても少ないだろうが、今回、とてもシンパシーを感じた人物がいた。
コンビニ人間/綿矢りさ の主人公である古倉だ。同じコンビニでずっと働き続ける主人公の古倉に自分を重ねてしまった。

ほとんど俗世間との接点を持たずコンビニでのアルバイトを続け、店員

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「コンビニ人間」とこうの史代〜「普通」を疑うということ〜

「コンビニ人間」を読み終えて。

本日、8/17に村田沙耶香「コンビニ人間」を読み終えました。第155回芥川賞に輝いた本書をなぜ読んだかというと、単純にページ数が少なかったから。決して新しもの好きではないぼくとしては、結構珍しい選書だったのです。

(※読書メーターに感想を上げました。文字数が限られているので、なかなかうまく書くのが難しいのですが、以下この感想に依拠して論を展開する予定ですので、お

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「コンビニ人間」になる私

私がコンビニ🏪でバイトをし始めて1年が経つ。
どんなに長く働いていても人間だからミスは犯す。

機械音鳴り響く店内で、タバコの番号を聞き間違えて怒鳴られたりなんてしょっちゅうだ。

返金処理が上手く出来ず、ヒステリーでも起こしているような表情でおばさんに怒られる。

客 あなたバカじゃないの?と。

私 一応、大学行ってるんですけどね。

客 信じられない。

私 あぁ、すみません。

冷静に考

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私もう詰んでますかね?終わってますかね?

などと、自問自答。
答えは、

私次第です。

ほら、
「信じるか信じないかはあなた次第です」
みたいに。

自信があるんじゃないんです。もう駄目って思ったら、そこで本当に全てが終わってしまうのわかってるので。

今日、村田沙耶香著『コンビニ人間』読み終わりました。いろんな意味で打ちのめされました。

私もコンビニ人間1年と2ヶ月9日目です。

小説の感想は、また。

#村田沙耶香
#コンビニ人

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