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一言ではとても言い表せないけれど【オーストラリア・シドニー】

シドニーという街は一言ではやっぱり言い表せなくて、何かを言うためにはもう少し、この街で暮らさなくてはいけないなぁ。と思うほどには、どうしてもここは今までの場所に比べて都会だった。

歩いても、歩いても街が続いて、けれど港街だからか、夏の始まりの季節だからか、風はとても気持ちよかった。

何かを食べようと思ったら、オージービーフのハンバーガーから美味しくておしゃれなパスタのお店、道を歩けばタイ、マレーシア、もちろんジャパン、韓国に中国にネパールにインド、本当に世界中の料理があふれていて。

マーケットへ行けば、ホットドッグにスムージー、すごく美味しそうだれけどものすごくカロリーがありそうなマフィンやケーキ、私の好きなケバブやファラフェルやギョズレメの屋台が所狭しと並んでいる。

週末ともなれば、教会の入り口付近にはテントがたくさん。そこに座りながら、隣の人と少し話をして、生演奏のサックス響くジャズを聴きながら過ごす土曜日の昼下がり。

オペラハウスや、ハーバーブリッジ、紀伊国屋や無印良品、ユニクロ、ダイソーその他諸々が揃うショッピング街・タウンホールに、ダーリングハーバー、アーケード麗しいクイーンビクトリア・ビルディング……。

オーストラリア生まれの「パーフェクト・ポーション」のスクラブを買って、ちょうど足りなくなってきたシャンプーやボディソープなんかを買い足して。

移動はパスモみたいな「オパールカード」をかざせば、電車、トラム、フェリー、バスなど何でも乗れる。

なんて快適な。

これ以上ないほど快適な海外滞在だ、と私は思う。

水道水は飲めるし、スーパーはたくさんあるし、フルーツの季節だから、大好きなジューシーで甘いマンゴーが手を伸ばせばすぐそこに。

快適すぎるわ、ともう一度私は思う。

割合としては、今までの街の中で一番曇っているけれど、日に焼けてきすぎた私の肌にはこれくらいが今はちょうどいいし

何よこの、おしゃれなコーヒー屋さんは

言葉が英語だと言うことを除けば、東京みたいね、とロンドンや何かを思い出す。

うっかりしていたらここに住みついてしまいそうね。

noteが書けないのは、大体何かに追われている時。今週初めてnoteを書いたけれど、それを差し引いても気持ちの良いシドニー。

少し遠くまで足を伸ばしてみようと思って訪れた、世界遺産のブルーマウンテンズ。

広大で荒れやかな景色を見て、日本にいるひとはドラクエ見たいね、と言ったけれど

ふむ、たしかにそのようだ。内地は、やっぱりどうしてもエアーズロックとかのアウトバックの方がダイナミックだったような気もするがしかし

シドニー。そうそう、ここも、ずっと私が来てみたかった場所。

一週間じゃ、足りないね。身をそろそろ浸そうかしら、と考えるくらいに、出て言ってしまうという悲しみ。

でも、のっちちゃんが「意味のない旅なんてない」と言っていたし

そもそも私は今回の旅に意味なんて求めてないし

さぁさあ成仏してくださいね、過去に旅に出られなかった私たち。

思い残すことがないように、なんて無理と知っているけど、それでも悔いがないようにと、じっと見つめる、シドニーの街並み、週末の夕暮れ。

言葉にできない、したくないなと何となしに思っているところを、少しずつでも補填してくれる写真たちは、やっぱり手放したくないな、と思う。


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