ZINEはテーマ決めが一番おもしろい
中国生活がはじまって、ぼちぼちこちらのリズムに体を慣らしているところです。しかしなんかぼーっとする。体も時差ぼけのようなだるさ。春ですね!
ってことで、ZINEをつくることについて、振り返りまじえつつ書いてみたいと思います。
私が初めて、本格的に作ったZINEは、イラストレーター、紙野夏紀さんと共同制作によるものでした。
実は、紙野さんと私は、現在の所在地、遼寧省瀋陽市で出会いまして。その時の交流が元になり、制作に至っています。
このとき、ちゃんとZINEづくりに向き合ってみて、シンプルに思ったこと、それはZINEはテーマを決める時がめっちゃ面白いな!ということでした。
好きなように作れるからこそ、ただ自己主張するものとしてではなく何かしらの役割を持たせてあげると、制作過程でできること、やってみたいことも明確になります。
例えば、
「作品・イラスト集」=自己紹介
「私の日記」=私はこう感じたけど、あなたは?という問題提起
「小説」=エンタメ
みたいに、少なからずZINEには役割を追ってもらう。その上で、読者とつながる架け橋になってもらう。「はじめまして」みたいな前置きがいらないからこそ、自由度の高さの中に、<役割>という条件を設定してあげると、制作する上でも楽しいな!と感じました。
先日読んだ広告関連の本の中で、「インフォメーション」と「コミュニケーション」の違いについて触れられていたのですが、
インフォメーションが情報を「提供する」ものであるのに対して、コミュニケーションは「起こす」ものだということ。前者が一方的なのに対し、後者は双方向。では、自分が作りたいZINEがどちらの役割を果たすのか・・?
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