見出し画像

「コロナの迷宮から出るために必要なこと」バチカンのビガノ大司教

バチカンのビガノ大司教が、イタリアと、世界各地で続くワクチンパスポートへの抗議運動にふれ、メッセージを発信した。ビガノ大司教は、2011年〜2016年までの5年間、バチカンからアメリカへの教皇大使を務めたこともある、バチカン市国の元事務総長。

私達は迷宮の中にいる。

この世界規模での悪夢が始まってから、約2年が経過しようとしている。私達は1歩ずつ迷宮の中に入っていった。緊急事態に見せかけた虐待行為により、私達は少しずつ自由を奪われる事を許容してしまった。私達が聞かされてきた事はすべて理にかなわないものだった。しかし、それを信じてしまうことによって、私達はさらに迷宮の奥深くへと引きこまれてしまった。

私達がこの迷宮から出るためには、勇気と決意を持って抵抗しなくてはならない。かつて、私達の父親達が独裁政治に立ち向かったように。市民的不服従、抗議活動間の連帯と連携、グレートリセットがもたらす世界は、我々の世界ではないという信念に根ざした平和的な抵抗を行うこと。

私達が迷宮から出るためには、権力者達の間違いを認識することが必要だ。政治家は市民のために働かず、宗教指導者達は人々を永遠の救いではなく破滅へと導いている。そして、私達は理性的な判断をすることも学ばねばならない。私達を欺き、虐げた前科を持つ者達の言葉に惑わされないこと。そして、そのような者達が自発的に振る舞いを改めるこはないと理解すること。

「コロナワクチンを受けられない高齢者や病弱な人々のために、ワクチンを接種しよう」と彼らは言った。しかし、彼らは、その高齢者や病弱な人々にワクチンを接種させた。「ワクチンを接種することで、マスクをはずし、普通の生活に戻ろう」と彼らは言った。しかし、実際は、マスクをはずせないどころか、2回の接種でも十分ではないとされている。恐らく、3回目でも足りないと言われるだろう。

1歩ずつ、私達は仕事や日常生活を送るためのワクチンパスポート所持義務へと近づいていった。知っての通り、ワクチンは感染を防がず、マスクも実際は有効ではない。しかし、ワクチンによる人体実験を正当化させるためには、コロナには不治の病であってもらう必要があるということだ。先程、迷宮について述べた。それが偽りであることを知りながら、迷宮から脱出させると言う者達に従う事で、私達はさらに迷宮の中へと入り込んでしまうのだ。

私達はこの迷宮から出なくてはならない。しかし、それは、ワクチンパスポートへの抗議運動だけでは解決しない。何故なら、それは抑圧のための最新の手段でしかなく、これで最後というものではないからだ。

もし、ワクチンパスポートを退けられたとしても、多くの問題がまだ残っている。過去に存在したウィルス以上の致死率をもたないコロナを致死的と見なす愚かさ。自称「専門家」自身が有効性のないものだと認め、深刻な肺と脳の病気をおこすマスクを着用する不条理。そして、免疫を与えることができないどころか、深刻な副反応をもたらすワクチンを薬だとする間違った思い込み。

コロナワクチンによる死者数は、過去10年間の全てのワクチンによる合計死者数を、たったの数ヶ月で超えている。それだけでなく、遺伝子に作用する事で、私達を遺伝子改造された生物へと変異させてしまう。人々は、良心を持つ医師達ではなく、魔術師達によって書かれた呪わしいプロトコルに従わされている。

すべてが間違いなのだ。コロナによる死者数の捏造、信頼性のないPCR試験、安全でも効率的でもないワクチン、ワクチン接種者の突然の病気や死を「ワクチン接種とは関連性のないもの」とすること、統計学者による根拠のない感染者数増加予想、自称「専門家」達を使ったプロパガンダ。この迷宮から出ようではないか!

私達はメディアによるプロパガンダを拒絶する。テレビ番組はもはや地獄の礼拝堂と化している。私達に従うことを要求する恥知らずな嘘つき達の短絡的な論理を打ち破ろうではないか。

そして、この迷宮から出るためには、1つの出来事だけを見るのではなく、全体の仕組みを理解する必要がある。つまり、このパンデミックは、私達にワクチンパスポートを受け入れさせるために入念に仕組まれたものだということだ。それは、私達の自然権、憲法で保証されている権利を、私達が望んですらいないグレートリセットの名の下に奪い、富と権力を一部の支配者層に独占させることへとつながる。

ビジネスと慈善活動の両方を行っているとするビル・ゲイツや、ジョージ・ソロスといった、フィランソロピー資本主義者達は、実際には、自分達以外の人間を奴隷と見なしている。彼らが労働者達を搾取することで製造した商品を人々に買わせ、さらには、空気、水、日光までも環境危機の名のもとに売りつけようと準備をしている。グレタ・トゥーンベリの「未来のための金曜日」は馬鹿げたものだ。

愚かしい新世界秩序の従者達は忘れている。我々は電子回路によって作られた機械ではなく、血と肉と、情熱、愛情、ヒロイズムと寛大さを持つ人間だという事を。なぜなら、私達は神のイメージにより創造された、知性と自由意志を持つ人間だからだ。武器による力と、力なき人々への脅迫で成立する新世界秩序は、非人間的かつ、反キリスト的なものだ。しかし、それが故に、惨めな失敗に終わるであろう。

第3次世界大戦は既に始まっている。今回の世界大戦は、前回までのような実際の武器による戦いではなく、情報の検閲、医師達の奴隷化、政治家、司法、警察組織との共犯関係などの社会制度そのものが兵器として使われている。今回の戦争は、罪のない犠牲者達を置き去りにし、社会を破壊し、人々の体と魂を蝕み、私達の知る文明、文化、信仰、そして価値観のすべてに対して仕掛けられている。これは、光と闇、善と悪との戦いなのだ。

その一方で、私達はこのことも理解しなくてはならない。この戦争は私達の長年の不貞が招いてしまったものでもあるということを。神でもない者達が物事の善悪を決め、寛容さの名のもとに自然の法則を侵害し、キリスト教の道徳を堕落させてきた。胎児達を殺し、病人や老人達を死なせ、若者達や子供達が汚されることを私達の社会は看過してきてしまった。私達が何十年もかけて積み重ねてきた罪と、神への不服従が、毒に満ちた実を結んだのだ。

私のこれらの言葉は、何人かの者達が批判するような終末論ではなく、牧師としての重大な警告だ。悪い行いを離れ、神に立ち返りなさい。今、この時、あなたが差し迫る圧政に対して公然かつ勇敢に立ち向かうなら、主なる神はあなたと共におられる。

主が私に教えて下さったことを、あなたにも知ってほしい。熱意と慈愛によって歩むところに、主と聖母による加護が、私達と、私達の家族、祖国、そして世界全土にもたらされることを。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?