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レトルトカレーの温め方にすらバイアスが潜んでいるんだ

夫婦のためのコーチング屋さんを営む、灯し屋のりんぺいです。

実はこの前、レトルトカレーの温め方が夫婦のケンカの火種になりました。すごいしょーもないんですが、「こんなことでもバイアスがあるんだ!」と感じたので、備忘録までに。

僕はカレーが大好きなのですが、妻は辛いものが苦手でそんなに好んで食べることはありません。なので、カレーをイチから作ることはほとんどなく、食べたいときに食べれるようにレトルトカレーを常備しています。特にこだわりはないのですが、箱ごとレンジでチンして簡単に食べれるタイプのものを常に3パックぐらい備えています。もう1年ぐらいはそれを食べ続けていますね。

そんな我が家ですが、普段はレトルトカレーを食べない妻が一度だけ食べる機会が最近ありました。それは、大きな地震も直近あったため、家にある防災グッズを見直す中で「保存食としてレトルトカレーもあって良いかも」と考えたからです。そこで、スーパーで僕が常備をしているものとは別種類の、甘口で野菜が沢山入っているレトルトカレーを妻が試しに買ってみたんです。

そして、いざ実食の日。僕は常備のいつものカレーを、妻は今回初めて買った野菜のカレーを準備を始めました。その時です。妻は箱からカレーの入った袋を取り出すと、おもむろに袋の上部を手で切り開け始めたんです。その時、僕は驚いて言ってしまったんです。

僕「は?何してんの?」と。
びっくりした拍子に、パッと強めの言葉が出てしまいました。

妻「は?って何?なんでそんなこと言われなきゃいけないの?」
妻もイラッとした様子で返してきます。

僕は何に驚いたんでしょう。実は「レトルトカレーは箱ごとレンジでチンして作れるんだから、なんで袋を開けてるの!?」と思ってしまったんです。「妻のレトルトカレーも箱ごとレンジでチンすればいいやん」と勘違いしていたんですね。

でも、そもそも妻のレトルトカレーは作り方が違いました。袋からお皿に移して、レンジで温めるものだったんです。文字に起こすと「当たり前やろ」って感じなんですが、その場では自分の中の「無意識の当たり前」が驚きとともに作動してしまったんですね。すぐに作り方を確認して勘違いに気づいた僕は、勘違いしていた理由を説明して謝罪をしました。

僕はその時に、「こんなことですらバイアス(偏見)があるんだな」と感じました。最近では無意識の偏ったモノの見方を「アンコンシャスバイアス」と呼び、社会や組織の多様性を阻害する要因として注目されていますよね。

ですが、「レトルトカレーの作り方」なんていうとんでもなくしょぼいテーマですらもアンコンシャスバイアスが存在するのかと愕然としました。

実は夫婦喧嘩の大半がしょぼバイアスが原因で起きるのかも。「自分が間違っているかも?」という意識と、間違った時には「爆速で謝る」ことが大切なのかな。

みなさんも、レトルトカレーを温める際にはお気をつけくださいね。

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