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「稲盛和夫賛辞」が気持ち悪い

この人の本を読んだこともなければ、もちろんお会いしたこともない。
伝わる業績から素晴らしい経営者だったんだろう。
しかし、彼に接し心酔している人の、批判精神を持って取材しましたよというジャーナリストのも、多く人から伝わる賛辞が気持ち悪いと思うのはなぜか。
それは、記事に必ず盛り込まれている彼の”名言”の数々。その言葉にかなり違和感を感じている。
経営ハウツーが、人生の糧になるようなメッセージにすり替えられていることに気づかずに受け入れてしまう危うさ。

少し前に逝去されたファッションデザイナーの森英恵さんは、古いインタビュー映像の中で「人生をデザインしたい」と答えていた。
組織論でもないし、目標達成へのアプローチのことでもない。
ただただ「自分の人生を自分で描きたい」という発露はいいな。
そうありたいし、いつでも仲間のそれを応援する人になっていたいと思う。
その数日後の経営哲学賛辞のニュースだったので、つい食いついてしまった。

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