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私がiDeCoもNISAもやらない理由〜人のゆく裏に道あり花の山

お金は稼ぐものじゃなくモテるもの

ともたけ@お金モテです。

ここ最近は円安の影響もあってか
いわゆるマネープランに関するご質問を
たくさん頂くようになってきました。

ざっと挙げただけでも

・株式投資のこと

・MMFと外貨預金のこと

・債券投資のこと

・海外銀行口座開設について

・iDeCoやNISAのこと

・小規模企業共済のこと

などなど、多岐にわたっていて
皆さん意外とこういうことに
ご興味がおありなんだな
という印象を持っています。

そのなかで、最近何かと話題の

iDeCoとNISA

について聞かれることが
特に多かったので

今回書くことにしました。

結論からいえば、私は
iDeCoもNISAもやっていません。

今後もしばらくは
やる可能性はないと思います。

その理由はいくつかあるのですが
最も大きい理由でいえば

今はとにかくタイミングが悪すぎるから

というものがあります。

特にiDeCoは一旦始めたら
原則途中解約できませんから

この不確実性のきわめて高い状況で
数十年単位で資金がロックされるのは
リスクでしかないので全く魅力を感じません。

NISAも損益通算ができない時点で
あまりやる意味がないなと
個人的には思っています。

それよりも今、最優先すべきなのは
いつでもすぐにお金を動かせる

資金のポータブル化

インフレ対策

だと思っています。

資金のポータブル化というのは

「あ、ヤバい…!!」

となった瞬間にすぐに
お金を抜いて別のところへ
移すことができる状況のことです。

少し難しい言葉でいえば

流動性を高くしておく

ということですね。

スマホひとつで銀行から銀行へと
ほぼ瞬時に資金を移せる現預金や
MMFなどはその最たるものです。

流動性の低い資産はいざというときに
身動きが取れなくなるので

今のこの先行き不透明な状況下では
私は全く魅力を感じないのです。

しかも、世界中が
高インフレになった結果
金利が上昇しはじめていて

株式市場には非常に強い
逆風が吹き始めています。

しかもこのトレンド転換は
ほぼ40年ぶりという極めて強力なもの。

この状況下で株式市場に
お金を投じることそのものが
私にはお金を捨てる行為にしか
みえないのです。

だからiDeCoもNISAもしていませんし
今後もする予定が一切ありません。

もしも今後、株式市場が崩壊して
例えば日経平均が10,000円を割り込む
くらいになったら考えるとは思いますが。

歴史的事実を踏まえても
高インフレ下の株式投資は

ほとんど旨味がないことが
様々なデータから明らかです。

機関投資家やファンドマネジャーに対して
ほぼ唯一といっていい個人投資家の強みは

常にマーケットに参加しなくてもいいこと

なので、この強みを存分に
活かしたいものですね。

実際

米国の超富裕層(1000億円超の資産家)

兆円単位で資産運用をしている
ヘッジファンドの動向

をみても、すでに7月末の段階で
ほぼ全ての株式を売却して

T-Bill(米国財務省短期証券)

MMF

に資金をシフトしていることが
明らかになってきています。

あのバフェットが率いる
バークシャー・ハサウェイも
手元資金が過去最高になったと
報じられていますしね。

そんななか

iDeCoやNISAに全くの
投資初心者が飛びつく様子は

これまで何度も繰り返し
みてきた光景だなと思わずには
いられないのです。

今まで投資に見向きもしてこなかった
日本人が投資をはじめるようになったら
たいてい相場は末期です。

いつの時代も投資で結果を出すのは

大勢の人とは違うことを
勇気を持って実践できる人

だけ。

最近、話題だから

ブームだから

儲かりそうだから

という安易な理由だけで
よくわからないまま飛びついて

あたかも錆びたナイフ一本だけで
銃撃線に突っ込んでしまった
新米兵士のように

結局、誰かの養分になって
全てを失っただけだった・・・

と後で後悔しないように
十分注意したいものですね。

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