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【書評】ChatGPT時代に必要な情報への姿勢を学べる1冊

 こんにちは!友為です。
今回は「【書評】ChatGPT時代に必要な情報への姿勢を学べる1冊」というテーマで、『大本営参謀の情報戦記』をご紹介します。

■学べること

この本では情報に溢れる世の中で、
・どのような姿勢で情報を捉えるのが良いのか?
・良い情報を得てそれをどのように活かすのか?
・何が良い情報なのか?
を学ぶことができます。情報が錯乱する現代社会の必読書とも言えるでしょう。

■本の概要

大本営陸軍部にいた著者の堀さんが戦争がどのようなものであったのか、どのように戦争中に情報と向き合っていたかについて当時を振り返って書かれています。

■読もうと思ったきっかけ

この大量の情報に溢れる社会で、良い情報を掴むには?情報との向き合い方は?が大事になると思ったからです。

■印象に残ったこと

まずそもそも情報とは何でしょうか?
堀さんはこのように明確に答えています。

数字的実証と、目で確かめた真実が無い限り確実な情報と称するものはあり得ない。

『大本営参謀の情報戦記』

これは今の情報化社会で言うと、ネットだけで得た情報は情報と呼べません。会社でも数字だけの報告は情報と呼べません。数字だけの分析だけでなく、自分の目で確認して、ようやく情報と呼ぶことができるのです。

そして、情報に関する様々な至言がある中でこの本で唯一非常に大事なことと書かれていた部分を引用します。

情報で非常に大事なことは、自分たち友軍の戦力を冷静に把握していること、つまり己を知ることである

『大本営参謀の情報戦記』

これは今の現代社会でも当てはまることだなと思いました。例えば会社だったら、自分たちの会社は何を得意としているのか?組織での会社員の立場だったら、自分は組織の中でどのように役立てられるのか?これを冷静に把握することが大切であると。

 数字的な実証が必要なのは、判断するときに人の感情が入るので、ブレない判断軸として客観的な数字で判断することも重要ということが分かります。

■最後に

改めて情報との向き合い方を見直すきっかけになりました。今後はますます情報が溢れる時代になるでしょう。その時にネット等で得た情報は、鵜呑みにしてはいけません。自分の目で真実を確かめることが大切だなと感じました。そして時間がかかっても、そこの行動を起こすことができる人こそ、今後生き残ることができるんだろうと思います。

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