信頼関係は 相手を認めることから始まる
日常生活において、相手との信頼関係を築く上でまず必要なことの代表例として
・聞くこと
・認めること
・質問すること
が挙げられます。
(上の3つ以外にも色々ありますが、ここではコーチングという心理学分野においてのお話です)
今回注目したいのは、「認める」という行為。
これ自分も携わっているタロットカードにも大いに通ずる概念です。
普段の日常生活において、意外とできていない時も多いと感じる「認める」スキルを掘り下げていきます。
「認める」とは事実を受け止めること
「 認める」の目的とは、相手に安心して話してもらうことです。
この人は私を見てくれているのだと、相手が感じるとお互いの安心感や信頼感が増します。
その過程で必要なことは、
【相手の言う内容について、同意したり評価したりなど他の誰かと比較せず、事実や変化をそのまま受け止める】ことです。
一つ例を、挙げてみましょう。
もし目の前の相手が、昨日とは違う髪の毛の長さになっていたら、あなたはどんな言葉を投げかけるでしょうか。
「いい感じ!」とか「夏らしくサッパリしたね」でも良いのですが、相手そのものの存在を認めようとするとするならば、
*「髪を切ったのですね。」
という事実を、相手に伝えるだけで十分です。似合っているかどうかを改めて言う必要はありません。
この場合、事実や変化、存在に着目するのが重要なのです。
褒めるは相手を「認める」ことにはならない
「ほめる」と「認める」は、一見似ているように感じますが、全く異なるものです。
「ほめる」とは、相手の良い点や好ましい結果や成果に着目して、相手を肯定的に評価するものです。
いわゆる成功や明らかなプラス部分だけに焦点を当ててしまうと、そこにいたるまでの過程や努力を無視する形にもなりかねません。
成功だけを認めるメッセージは、上下関係で評価する、いわゆる上から目線でのリスクがあるのです。
あくまで対等な横の関係で、相手を尊重するスタンスを持つこと。これこそ相手を認める上で最も大切なマインドといえるでしょう。
「認める」スキルを向上させる為には
合うやり方は人によって様々だと思いますが、私なりの経験則として新しい人に出会うことがベターだと考えてます。
新しい人と出会う
↓
まず相手の話を聞く
↓
冷静に相手を「認める」ことにつながる
↓
自分のお話をする
という流れが一般的ではないでしょうか。
初対面の人に対してまずは冷静に心を落ち着かせて、対面することが基本となります。
(相手がどんな人か分からないから、いきなり上から目線は有り得ない)
やはり初めましての人に対しては良い意味で緊張感があります。
しかしこの感覚こそ「認める」スキルを立派に使用している表れなんだと思います。
いつも勝手知った人とお話するのも楽ですが、自分自身をより高めようとするならば、新しい人との出会いは必要不可欠だと考えます。
新しい出会いは、新しい自分を呼び醒ますトリガーになるのです。
ここまでご愛読ありがとうございました。
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