これまでに、スポーツ観戦を楽しむためのテクノロジーを中心にご紹介をしてきました。テクノロジーを活用することで、混雑を解消したり、新たな観戦体験を提供する技術など、様々な取り組みが世界中のスタジアムでは取り組まれていました。今後も、スタジアム・アリーナテクノロジーについては調べていきたいと思います。

今回は、家族で楽しめる工夫をしているスタジアムやアリーナをご紹介していきたいと思います。
Gametime社の調査によると、アメリカの4大スポーツのスタジアム・アリーナの42%に、母親が授乳するための専用スペースがないことがわかりました。その中でもサンディエゴパドレスのペトコパーク、ワシントンナショナルズのナショナルズパーク、シンシナティレッズのグレートアメリカンボールパークなどには、快適な授乳ラウンジを設けています。

これ以外にも様々なサービスを提供しているスタジアム・アリーナを紹介していきたいと思います。

グレートアメリカンボールパーク

シンシナティレッズの本拠地であるグレートアメリカンボールパークは、家族連れに人気のアトラクションを提供しています。現在、TriHealth Family Pavilionが設立されたことで、スタジアムに居ながら子供たちが楽しめる空間を提供しています。屋外には遊び場、バッティングケージ、シーティングエリア、バー、さらには川、街、ファミリーサイズで試合を観戦できるブランコなどが設置されています。
また、施設内の部屋は３つにカテゴライズされており静かなスペースや、アクティブに遊べるスペース、休憩するスペースが設けられています。

オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム

オークランドアスレチックスの本拠地であるオークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアムには、A's Stomping Groundという施設が設置されました。あらゆる年代が楽しめるスペースとなっており、様々な仕掛けが施されています。

例えば、お気に入りのアスレチックスの選手と競争することができたり、バッティングマシーンなどが設置されており、試合を観るだけでなく、実際に身体を動かす施設が設置されています。

また、施設内には像の模型や遊び場、家族が芝生で観戦できるエリア、ピクニック用のテーブルなどが設置されています。様々な目的を持った方々が楽しめる仕組みを設置しています。これらの施設はチケットを購入したすべての方々が楽しめるアクティビティとなっています。

中山競馬場

意外かもしれませんが、日本国内の競馬場にも子供たちが楽しめる施設が揃っています。

中山競馬場に設置されている「うまキッズルーム」は、施設内に入場すれば無料で楽しめる施設です。
そしてそのサービスをプロデュースしているのがボーネルンドということで、通常なら１時間当たり1000円くらいかかる入場料が、競馬場内では無料で楽しめるようになっています。

他にも屋外施設では、子供が楽しめるトランポリンやブランコ、アスレチックなど様々なアクティビティが用意されています！
競馬場に入場するための入場料がかかりますが、その値段も１日遊べて200円/1人なので、お得に楽しめる施設となっています。