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【間宮兄弟】江國香織

こんばんは、となカエです。

3月分、あげ忘れてました。
あと数冊分ある…

あらすじ

兄・明信、35歳、酒造メーカー勤務。
弟・徹信、32歳、学校職員。
2人暮らし。

読書家、母親思いで、マイペースで人生を楽しむ兄弟だが、
おたくっぽいと女性にはもてない。

一念発起で恋人をつくろうと、
徹信の同僚・依子と、ビデオ屋の店員・直美を誘って
家でカレー・パーティーを開く。

不倫の恋に悩む依子は兄弟には興味なし。
明信は直美をデートに誘うが断られる。

その後徹信は、
明信の同僚・賢太の妻・沙織に心惹かれるが冷たくふられる。

しかし、直美の妹・夕美は徹信に興味を持つ。
そして、兄弟の純粋な感性は次第に女性たちの心を動かすことになる……。

“そもそも範疇外、ありえない、いい人だけど、恋愛関係には絶対ならない”男たちをめぐる、江國氏の最新恋愛小説。

Amazonより


感想

《あらすじ》に全部書いてもーてるやん(笑)

あらすじの通り、特に大事件とかあるわけではなく、
兄弟の『ひと夏の出来事』を切り取って書いてる感じ。
読み終わっても、

「あぁ、この兄弟の日常は今後もこんな感じで続いていくんだろうな』って思える。

兄弟の人生の中で恋愛が絡んだ部分をちょっと覗かせてもらった印象。

にしても、この兄弟は羨ましい。

本人たちはコンプレックスを感じてるだろうけど、
自分たちのお気に入りや好きなことを楽しみながら、日々を過ごしてる。

最高じゃないか。

《恋愛》が人生の主軸ではなく、
自分たちの《幸せ》や《楽しみ》が何かわかってる。

いいな、目指したい。
自分の《幸せ》や《楽しみ》がなにか、見つけたい。



何冊か江國先生の作品は読んでるけど、
このお話は少しポップで楽しかった。

ちなみに江國先生の作品で一番好きなのは
『きらきらひかる』


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